フランスでしたかった100のこと No.42 パリで「何もしない」をする

画像1 いつも乗っている9番線のメトロは、乗り換え駅Nation(ナシオン)に着くまでに地上に出るエリアがあって、そこから眺めるパリの風景がとても美しかった。 特に、Quai de la Gare(ケ・ド・ラ・ガール)から見えるセーヌ川の河畔の風景が気になって気になって。ある日の学校帰り、ふらりと降りた。 川縁にいくつかのカフェが出ていたので 気持ちよさそうな場所を吟味して、ビールを頼んだ。
画像2 川縁に置かれたリクライニングチェアーに陣取って、バッグに入っていた文庫本を読んでいたら 気がついたら、うとうとと眠っていた。 ふっと眠りから覚めて 変わらずある川の景色と、夏の青い空を見が見えて なんだかね 胸がいっぱいになっちゃった。 こういうことを、私はこの場所でずっとずっと、したかったんだ、と思って。
画像3 ミルンの「クマのプーさん」の中でとても好きな一節『“何もしない”は、最高の何かにつながるんだよ』 Doing nothing often leads to the very best kind of something. このとき、ああ、私はいま 何もしないをしているんだ って。 それって、最高の贅沢だった。このあたりの美しい橋の話などはブログで⇨http://izoomi-momo.jugem.jp/?eid=1243845

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