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vリスナーの面倒な欲求をうまく利用した葉加瀬冬雪と黛灰


 noteに投稿されている「#にじさんじ」の記事を眺めていると自分の推しライバーや、おすすめの配信や切り抜き動画を紹介するポジティブな記事が上がっている一方、現状のにじさんじや所属するライバー、運営(いちから株式会社)に対して、物申したり、あまり良い書き方ではないですが、いわゆるオタクのお気持ち表明と言われるようなネガティブな記事も多く上がっています。

 しかも後者のネガティブ寄りの記事に限って多くのスキやコメントついていたりしています。


 例えばnote上で話題になった以下の記事は有名ですね。

 しかし、この方のように自分は一リスナーが「ライバーにこうして欲しい」「にじさんじはこうあるべき」と提言じみた真似をするのは、個人的にはあまり好ましく思っていません。というより「それって疲れないのかな?」と思っているからです。

 家族や友人などの知り合いならまだしも、youtube上での配信活動を通してでしか触れる事の出来ないにじさんじのライバーに対して、一リスナーが「現状ではダメだ。どうにかして変わってほしい」と考えて、時間や労力をかけて声を上げる事って割に合うのかな?と思ってしまいます。

 にじさんじを分析してみても、所属ライバーや内部の人達の方が詳しいに決まってます。
 自分はにじさんじで面白そうな配信がなければ、他の配信者の配信を見ますし、他の趣味をするだけです。

 もちろんにじさんじに対しての熱量が高い方は、それでも自分の声が届くと考えて、noteなどの媒体などで声を上げて記事を投稿される方もいるのでしょう。


 誹謗中傷にならず、誰にも迷惑かけないのであれば、それは悪い事ではありません。日本では言論の自由が保障されています。
 それにそういった声がなくなる事はないでしょう。何故ならば、そういった活動で自分が好きなライバーやにじさんじへの助けとなっているという実感が味わえるからです。スパチャに似ているかもしれません。

 スパチャはイラスト提供や切り抜きなどの特別な技術や労力が必要な活動とは違い、数百円投げるだけで推しのライバー活動に貢献出来ます。

 次からが本題です。先日、にじさんじの葉加瀬冬雪が以下のような企画の配信をしました。


 リスナーから募集した企画を葉加瀬が選び、配信で紹介し、配信の最後には一部の企画を実際に行う事が告知されました。

 紹介された企画は手軽に行えるものから運営が主導する大規模企画、または多少物議を醸す可能性がある企画など、とても考えられた面白い企画もあり、リスナーの推しに対して何かしら力になりたいという欲求を満たせる企画です。

 葉加瀬自身には特別そういった意図があったとは思えませんが。

 vリスナーの隠れた欲求を満たせる企画として葉加瀬の配信とは全く違う形ですが、黛灰が行った伝書鳩を集める配信も含まれます。


 vtuber界隈で迷惑行為としてされていたリスナーの鳩行為を自分の配信でリスナーに行わせるという企画です。

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 鳩行為は、配信の概要欄に「鳩行為は辞めてほしい」とわざわざ明記するライバーまでいるのに今日に至るまでなくなっていません。

 そこにリスナーが推しライバーに別の推しライバーの事を伝えたいという欲求があると黛は考えたのかもしれません。

 コメントの流れる速度がとても速かったのに的確に面白い鳩コメント拾うのが印象的でした。
 もちろんライバーが嫌がっている鳩行為を進んでしようとまでは言いません。

 しかし現実で世界規模での流行で物理的に人との距離感が離れてしまい人間関係の中で孤立してしまう人々も多くなっています。

 リスナーに対してある程度節度を求めるのは当然でしょうが、鬱屈とした現実以外で、楽しみを見出すために推しの配信を見ているのに「あれはやめてね。これもダメだよ」と節度ばかりを求められてはしんどくなるのではないでしょうか。

 葉加瀬や黛の配信のように普段は抑えられているリスナーの無意識下の欲求に寄り添う事も、時には必要なのかなと思いました。
 それとホロライブの勢いに押され気味の現状のにじさんじにモヤモヤを抱えている人は一度、距離を置いて何か別の趣味や、それこそホロライブの配信を見たりするのもいいかもしれません。そうでないとメンタル面でしんどい思いをするのではないでしょうか。

 「#にじさんじ」の記事を眺めていたり、にじさんじの配信を追っていて思った事をつらつらと書いてみました。

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