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マンガ感想【キングダム1】


原泰久:作


 この作品、アニメは見たことあるのですが、原作も読んでみることにしました。

 時は中国の春秋戦国時代の戦国時代。
戦国の七雄(秦・楚・魏・韓・趙・燕・斉)が覇を競う時代です。
実はこの時代よく知らなかったので、この作品を契機にいろいろと学ばせてもらいました。
三国志好きとしては軍師の用兵も見てみたいものです。

 さて下僕の少年「信」(後の李信)と「漂」は毎日武芸に励んでいます。
いずれ下僕から脱して天下の大将軍となるために。
この時代は下僕は一生下僕で終わるんですね、抜け出せるのは剣のみ。
身分制度の厳しい時代でした。

 ある時、漂が「昌文君」という秦の大臣に見いだされ王宮へ連れて行かれます。
しかし、お家騒動に巻き込まれ信の前で落命してしまいます。
なんと、漂、もう逝ってしまったのか・・・。

 漂の持っていた地図を頼りに黒ヒ村という場所に行きます。
いかにもワルソーなやつばっかの村だな。
盗賊の根城になっている村みたいです。
なんか、よくわからないかぶり物したやつがでてきた。
村の奥にいくと・・・そこには漂そっくりな少年が!
彼こそ秦王の「政」(後の始皇帝)なのでした。

 そこに刺客の「朱凶」があらわれて信と戦闘に。
最初のボスにしては結構強いですが、覚醒した信が勝利(首チョンパしたのは政でしたが)
政は冷静で表情を表さないんですね、修羅場をくぐってきたからか。

 そこへ、秦軍の追っ手がやってきます。
あの独特のかぶり物をした「河了貂」によって抜け道を使って脱出。
その際、漂が政の身代わりになって死んだことが発覚。
怒って政を殴りまくる信、「おまえ、いいかげんにしろよ」と殴り返し諭す政。
なかなか割り切れない信でした。

 一方王宮では「成蟜」という政の異母弟が秦の実権を握ろうとしてました。
コイツ、子供のくせに凶悪な顔してるな(汗)
血統主義で成り上がり者にはがまんがならないそうです。
この時代ならよくいそうなやつだ。
三国志ではキーアイテムとなる玉璽は、この時代からあったのか?

 「呂不韋」の不在に成蟜がメタボ「竭氏」と組んで反乱を起こしたそう
呂不韋は有名ですから知っていますよ、「一字千金」の格言で有名ですね。
昌文君との最後の合流地点に向かう信たち。
使えない剣でも捨ててはいかない政、いいところもあるじゃん。
そして、第二の刺客「ムタ」が追ってきます。
王騎将軍もちょっとばかり登場しましたね。

 第1巻はここまでです。
諸葛孔明みたいな私好みの軍師はでてくるかな。

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