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ヒネくれてきた足と登山靴

今から10年位前、蔵王を一人で歩いていて下り坂で転倒。

膝小僧を岩にぶつけそうだったので、瞬間体をひねって腰を打った。
痛くて、しばらくその場から立てなかった。

ちょっと休んでから、ヨロヨロとケーブルカーの乗り場まで歩いたが、後で見ると右腰(腿)が内出血して青くなっていた。

一か月位かけて、その内出血の青黒い部分が、徐々に踵の方まで下がってきた。引力のせいだろう。

そうやって痛い目にあったり、治るのに時間がかかったり・・・。
しかし、なぜ転んだのかというと、登山靴が足に合わなったのが原因。

踏ん張ると足が痛い、だから踏ん張れない、そして転ぶ。

その後すぐに靴を買い換えたけど、新しい靴も、やっぱり足に合わない。

考えると、ここ何回か買った靴は全て自分に合わない。

こうなったらオーダーメードするしかない。
友人に紹介された店で靴を誂えてもらうことにした。

軽登山靴はオーダーメイドでは作ってくれるところはないと思うし、この時誂えたのは革靴だった。(上の画像。)

この靴を誂えるために、最初に足のサイズを測ってもらった。
すると、左足の長さは右足より5mm長い。そして、右足の幅は左足より5mm広いと言われた。

これじゃ、既成の靴が合わないのも無理はない。

無理に合わせようとすると、大きめの靴を買って、靴下を多めに履くことになる。これはあまり快適とは言えない。
 

登山靴はふつうの靴とはちがうから、買うときに一時間や二時間履いていても十分とは言えない。
実際に山を登らないと、本当のことは分からない。

しかし、お店はそんなことは許可してくれない。

山道具の中で一番大事なのは登山靴だから、最初に買う方が良いという意見がある。私もそう思っていた。
しかし、後で足に合わないということになると、お金の無駄になる。

だから今では、最初はレンタルで試してみる方が良いと思っている。
レンタルした靴の具合が良ければ、メーカーやモデルやサイズを控えておいて、後でそれを買えば良い。

しかし・・・私だって、若いころは登山靴に苦労しなかった。
私の足が左右でチグハグになったのはいつからだろう?

ジジイになると、性格通りに足の形までヒネクレルのか?