<仕事術>イタリア企業とトラブった体験談
イタリアの企業と取引していてトラブった経験があります。
相手が契約に違反して、こちらが損害を受けたので、
こちらも怒って仕返しをして大きく揉めたという話です。
当時は大変でしたが、今考えると滅多にない経験だったと思うので、
体験を披露します。
直接対決は3対1
私は、以前、Aというイタリア企業の製品の日本総代理店として商売していました。つまり、日本では独占して販売していたのです。
ところが、A社は契約を無視して日本で他企業に売りました。
こちらは抗議をしましたが、A社は知らないと言い張ります。
どこかの商社から買っているんじゃないか、とゴマ化すわけです。
頭にきたので、こちらは、その商品の商標を登録してやりました。
このやり方は、契約には反しないものの商道徳上は問題があります。
自分の身を守るための対抗策でしたが、万一裁判になったら勝てなかったと思います。
なぜなら、商標登録した商品はA社のものだったからです。
しかし、それはあくまで裁判になった時の話。
実際上は効き目があったようです。
そうこうしている内に、B社はイタリアの見本市に出展しました。
ゴタゴタは続いていましたが、私はその見本市を見たかったので、
見本市に行きました。
知らん顔をして見本市だけを見て、そのまま帰ってしまう手もありました。
しかし、それでは逃げるみたいで気分がスッキリしない。
なので、私は彼らのブースに行きました。
いずれは直接対決するんだから、いまやってやろうということです。
気分としては「たった一人で殴り込み」みたいな感じ!
喧嘩覚悟で行ったんです。
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