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人生初の1人旅で気づいた、生きるために本当に大切なこと。(自分史#2)

旅と旅行。辞書で調べれば同じような意味だけれど、「行」という一文字が付いただけで何故かニュアンスが変わってくる。旅行というのは「ガイドブックを片手に観光名所を巡る娯楽旅行」という響きをもつ。対して旅というのは、旅先でなにかが起こることを期待して、自分の知らない世界に飛び込んでいくような感じがする。

僕が初めて経験した1人旅は、「旅行」だったか「旅」だったか。僕なりの定義から言えば、「旅」に憧れながら「旅行」をしたというところか。

本屋で『まっぷる』と『るるぶ』の両方を買って、ルーズリーフのマス目にびっしりと計画を立てた。時間単位で計画を練って、旅行先で食べるものやお土産までびっしりとメモをして出発した。しかしなぜか、最後の日だけ宿を予約していなかった。ここに当時の僕の想いが詰まっている。そうだ、僕はきっと旅先で、未知なるなにかが起きることを期待していたのだ。

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