新卒で始めた漁師を辞めた。これからどうしよう。(自分史#1)
平日の月曜日、僕は昼過ぎに目を冷ました。否、とっくに目は冷めていたのだけれど、布団から出る理由が見当たらなかった。ようやく観念して起き上がり、身体を起こすためにシャワーを浴びて、ご飯と味噌汁を食べる。ずっと前から山積みになったままの漫画に手を伸ばして、読み終わった頃に時計は15時を知らせていた。ああ、もうすぐ1日が終わるのだ。
大学を卒業して2年が経った時、僕は新卒で入った会社を辞めた。自分で選択して辿り着いた場所だったけれど、いつの間にか僕は自分の未来を上手に思い描くこと