マガジンのカバー画像

自分史ー生きるとは何かを知るためにー

25
ー生きるとは何かー 自分の人生を通してその答えを知るため、生涯をかけて自分史を綴る。 プライベートな内容のため有料ですが、決して有益ではありません。生まれ育った環境やこれまで経験…
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

新卒で始めた漁師を辞めた。これからどうしよう。(自分史#1)

平日の月曜日、僕は昼過ぎに目を冷ました。否、とっくに目は冷めていたのだけれど、布団から出る理由が見当たらなかった。ようやく観念して起き上がり、身体を起こすためにシャワーを浴びて、ご飯と味噌汁を食べる。ずっと前から山積みになったままの漫画に手を伸ばして、読み終わった頃に時計は15時を知らせていた。ああ、もうすぐ1日が終わるのだ。 大学を卒業して2年が経った時、僕は新卒で入った会社を辞めた。自分で選択して辿り着いた場所だったけれど、いつの間にか僕は自分の未来を上手に思い描くこと

¥100

人生初の1人旅で気づいた、生きるために本当に大切なこと。(自分史#2)

旅と旅行。辞書で調べれば同じような意味だけれど、「行」という一文字が付いただけで何故かニュアンスが変わってくる。旅行というのは「ガイドブックを片手に観光名所を巡る娯楽旅行」という響きをもつ。対して旅というのは、旅先でなにかが起こることを期待して、自分の知らない世界に飛び込んでいくような感じがする。 僕が初めて経験した1人旅は、「旅行」だったか「旅」だったか。僕なりの定義から言えば、「旅」に憧れながら「旅行」をしたというところか。 本屋で『まっぷる』と『るるぶ』の両方を買っ

¥100

僕は昔、対人恐怖症だった。(自分史#3)

ぼくは19歳の時、人生初の1人旅をした。その後「経験」を求めて色々な場所を訪ねていく。その経験談と自分自身の変化を綴る前に、書いておかないといけないこと。それは、18歳までの自分について。 もし18歳までの僕と現在の僕に同時に出会う人がいたとしたら、彼は僕たち2人がまったくの別人だと思うだろう。それくらい大学生活で経験したことは僕の人生にインパクトを与え、僕を変化させた。 しかし、18年間で築き上げた人格は決して簡単になくならない。正確に言うならば現在の僕は、18歳の自分

¥100

人生初の海外一人旅。旅先に選んだインドで"洗礼"を受ける。(自分史#8)

初めての一人旅で、世の中は自分の知らないことばかりだと思い知った。もっと色々な場所を訪れて、新しい経験をしようと思った。机の上を離れて、時間の許す限り僕は旅に出た。中でも大きく影響を受けたのは、インド旅だった。その旅では自分の考えや将来の生き方の幅が広がるどころか、それまでの価値観を根底から覆してしまった。 自分にとってとてつもなく大切な体験だから、この自分史ではインド旅に多くページを割くことにしよう。今でも一日一日をありありと思い浮かべることのできる、あの思い出深い旅の話

¥100