子どもの話を聴いてみよう

【子どもからのサインは様々】
子どもからはどんなサインが出されているのでしょうか。
声のトーンや言葉づかい(言語)以外にも、目を合わさない、寂しげな表情、いつもとは違う行動、服装など(非言語)から気づくことがあります。
しかし、子どもの様子から変化に気づくことは難しいことです。

私も学級担任をしていた時は、小さなサインに気づかず、他の子どもからの訴えにより対応したこともありました。

特に悩みが深い子どもからのサインに気づくことは難しいと思います。
そうなる前に気づけたらいいのですが
子どもからのサインを受け取る!簡単なことではないなと思います。

【学校へ行けない子・行きたくない子】
学校へ行かない子には、行けない子と行きたくない子がいると思います。
行けない子は、学校へ行きたいという気持ちを持っている子です。
行きなくない子は、学校以外の所にいたいという気持ちを持っている子です。
どちらのタイプの子も、学校へ行くか行かないかは、本人が考え決めることだと思います。

【悩んでいるのは子ども】
周りの大人たちは、心配のあまり、いろいろと助けの手をさしのべることがあります。提案したり講義をしたり同情したりしてしまう事があります。
私も学校へ来なくなった子に対して、家庭訪問で登校を促すような言葉かけをしたこともありました。
一時的に登校しても、再び来なくなりました。
家庭訪問しても、会ってくれないこともありました。登校を促しに来たことへの拒否のサインを出してくれたのだと思います。
私はこの時、大人(学校や家族)たちのためにがんばって登校してくれていたのだと気づきました。

臨床心理学博士で「行動の四角形」「わたしメッセージ」の生みの親であるトマス・ゴードン博士は、大人たちが助けの手をさしのべることで、反対に子どもはコミュニケーションを求めなくなることがあるといいます。

私たち大人は、子どものサインに気づいたら、気持ちを受け止め、話を聴くことからだと思います。
心配のあまり、つい助言したくなりますが、
子どもの悩みは、子ども自身で考え決める力をもっていると信じて!!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?