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働くことのコスト:実はこんなに大きな代償があるんです


働くことは、収入を得るための基本的な手段です。けれども、その代償についてはあまり深く考えることがないのかもしれません。今日は、働くことのコストを少しシニカルに、そしてユーモアを交えて、深掘りしてみたいと思います。誰もが当たり前と思っている「働く」という行為、その背後には実に多くの「見えないコスト」が潜んでいるのです。

1. 通勤費用:まさかのサンドイッチ代込み?

まず最初に思い浮かぶのが通勤費用です。月々の定期券やガソリン代に加え、通勤時間そのものも見過ごせないコストです。毎朝、満員電車の中で身動きが取れず、左右から圧力をかけられながら「人間サンドイッチ」にされる…これが無料だと思ったら大間違い。実は「サンドイッチ代」も立派なコストに含まれるのです。そう、通勤そのものが心身に与える疲労感も、見えない価格として私たちの生活にのしかかっています。

そして、この通勤時間はただの移動時間ではありません。家を出てから職場に着くまでの間に、どれほどの「無駄」が詰まっているのかを考えてみましょう。本を読もうとしても隣の人の肘が当たり、スマホを見ようとすれば目の前に立つ背の高い人の頭で何も見えない。やっと席に座れたと思ったら、次の駅でドアが開いてまた立たなければならない。この繰り返しが、朝からあなたの気力と時間をじわじわと奪っているのです。

そして、到着した頃にはすでに一日のエネルギーの大半を失っているという現実。こんな調子で「さあ、今日も一日がんばろう!」なんて思えるわけがないのは、もはや自然の摂理です。もしリモートワークが選べるなら、これらのコストを一気に削減できるかもしれません。もう誰にもサンドイッチにされず、好きな飲み物を片手に仕事を始められるなんて、夢のような話ですよね。

2. 仕事のための衣服:ドレスコードの罠

次に見逃せないのが仕事用の衣服にかかる費用です。ビジネススーツ、オフィスカジュアル、そして季節ごとに変わるトレンド。これらは「働く大人」の象徴かもしれませんが、その裏には莫大なコストが潜んでいます。「このスーツなら取引先でも印象が良いはず」と思って買った一着が、実は月末の家計を圧迫しているなんてこと、ありませんか?

さらに、ただのスーツだけでは済まないのが悲しい現実です。靴、ネクタイ、ベルト、そして「見えないおしゃれ」だと信じ込んでいる高級下着…。いったい何のためにこんなに多くのアイテムを揃えなければならないのでしょうか?オシャレを楽しむ余裕があるならいいですが、実際には「仕事のために」購入しているものばかり。これでは、働くためにお金を稼いでいるのか、おしゃれのために働いているのか、わからなくなってしまいます。

在宅勤務が当たり前になった昨今、もはや「上下スウェット」でも全く問題ない時代が来ています。それどころか、カメラをオフにしてしまえば、何を着ていようが関係ありません。こうして考えると、働くことに関連した服装へのコストは、完全に「無駄」だったのでは?と疑いたくもなります。むしろ、パジャマで一日を過ごしながら、最大限の生産性を発揮することのほうが、よほど理にかなっているように思えてきます。

3. 精神的コスト:ストレスのデザート

そして、精神的なコストです。仕事は単なる肉体労働だけではありません。むしろ、目に見えないところで私たちの心に与える影響こそが、真のコストかもしれません。上司からの無理難題、同僚との微妙な人間関係、さらに日々のプレッシャー。これらが積み重なることで、心の「健康貯金」がどんどん減っていくのです。

職場でのストレスは、あたかもデザートのように食後に出てくるものです。主菜でお腹いっぱいのはずなのに、デザートは別腹、とばかりにストレスが積み重なっていく。それもそのはず、仕事の締め切りや上司の期待、そして評価に対する不安が、常に私たちの心の片隅に居座っているのです。これが毎日続けば、心の「胃もたれ」だって起きるのも無理はありません。

時には、あまりのストレスで「このままじゃダメだ」と感じることがあるでしょう。しかし、問題はその先。ストレスを感じても、解決するための時間も余裕もなく、結局そのまま働き続ける羽目になる。これが続くと、心の貯金どころか、借金に転じてしまうことも珍しくありません。

もしかすると、少し立ち止まって、自分の心のコストを見つめ直すことが必要かもしれません。働くことで得られるものが多い一方で、失っているものも確かに存在します。それに気づいたとき、もしかしたら、少し違った選択肢が見えてくるかもしれません。


こうして見てみると、働くことのコストは、単なる金銭的なものに留まりません。時間、精神、健康…私たちが思っている以上に、さまざまな代償があるのです。それでも働き続ける理由は何か、一度自分自身に問いかけてみる価値があるかもしれませんね。

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