見出し画像

世界で初めてのリモート研修に精通している世代(2/2、最強の世代編)




こんにちは。イザナギです。

最強の世代です。




2部作の2部目となる今回は私の同期ともいえる「20新卒すごいんだぞ」という話です。世界で初めてリモート研修に精通している世代、最強の理由を伝えます。

前編はこちら



8×5

下記記事にホワイトカラーのミーティング回数の平均がありました。

いわゆる平社員の場合、平均して1週間に8回、ミーティングや打ち合わせに出ているという試算があります。

1ミーティング1時間とすれば大体8時間を1週間でこなしています。一方で新卒は8時間のzoomはわずか1日分です。したがって単純量で毎週5倍も経験値を積んでいます。
5倍の差、圧倒的なまでのオンラインミーティングの経験値こそ未来を引っ張る「最強の世代」の武器です。

リテラシーの高さ

オールオンライン、オールzoom世代はとにかくリテラシーが高いです。厳密にいえば高くならざるをえない環境にいます。

①対応力

まずは対応力。オフラインと違いオンラインのミーティングや商談は予想外のことが多く発生します。先方の顔が動かない、こちらのWi-Fiが落ちた、間違って退出した、そもそも入れない!問題をあげればキリがありません。

しかし20新卒はほとんどの問題を経験済み。先日ホストのミスで会議が強制終了されたときは、特に問い合わせもないまま30秒後には全員が再集結するという乗りこなしっぷりでした。

今までは不手際が許されないことが主流でしたが、今後は不具合を寛容し、都度即座に対応することが求められるはずです。既に20新卒は会得しています。最強ですね。

②機能知識

画面共有、手を挙げる、共同ホスト、ミラーリング、ブラウザで入る・・・。この中の1つでも知らない単語がある方はいますか?

これらは全てzoomの機能や関連する単語です。

機能を知っているということはやれることを知っているということです。やれることを知っているということは発想を広げられるということです。逆にこれは出来ない、という場合は、闇雲にGoogle先生に聞くのではなく、それを回避する方法を探るほうにシフトできます。

経験に裏打ちされた知識は可能性の大きさでもあるのです。最強ですね。

③二つの目線

20新卒は基本的には講和や講習を受ける、いわば受動的な立ち位置で基本的な時間を過ごしています。一方で途中での発表や、少人数グループに割り振られたときは発信者になります。さらに週に1度くらいのペースで開かれる飲み会などでは自分たちがホストになって盛り上がります。

何が言いたいかというと、顧客と開催側の2つの目線を同時に体感しているということです。

例を挙げるなら、今ウェビナーが乱立しています。恐らく今後オンラインでのセミナー参加は増えると思われます。少なくとも、オンラインセミナーという選択肢があるという事実は既に浸透したはずです。

そこに20新卒を入れてみてください。聞く側、聞かせる側、さらには運営する側までを知り尽くしています。誰の目線にも立てるバイタリティの高さが光るでしょう。最強ですね。



④新たな信頼構築

今世界のコミュニケーションは新たな次元に突入しています。商談はオンラインで、ミーティングもオンラインで。。オフラインでの繋がりは薄くなるともいわれています。そんな新しい時代を前に、新しい世代が魅せます。

ミーティングはオンラインでも意外といけるな・・・というのがリモートワークを始めた多くのビジネスマンの意見ではないでしょうか。飛躍して業務のほとんどが家でもイケる、というものもあります。

ただこれはあくまで「今までオフラインである程度の関係性が存在する」ことが前提です。例えば今日初めて顔を合わす新規プロジェクトのメンバー。初めて営業をする未来の顧客の重役。こうした場合は、本題の前に信頼を得ることは何よりも重要です。

前編でも話しましたが、この信頼を得るという行為は20新卒最大のネックになるのではと思います。

オンラインでもオフラインでも信頼を獲得することは大事です。しかしその得方は変わっていくはずです。20新卒が知らないのはbeforeコロナでの得方で、今後主流になっていくであろうwithコロナでの信頼獲得方法には精通しています。

なぜなら数か月にわたって全くバックボーンも人となりも知らない人と毎日同じ業務をしているからです。初めまして、zoomしましょうでここまでやってきています。「こう振る舞えば好意を持たれる」、「これにはリアクションしたほうがいい」などオンラインでの信頼獲得に必要なものを何気なく実践します。

顔と声はわかる、でも身長はわからないという中で同じ問題に取り組んできた経験は伊達ではありません。

なお最後に余談ですがオンライン上での信頼は既に登場しています。SNSがお金になっている人はほとんどそうでしょう。
またアイスブレイクで天気の話は消えるでしょう。場所が同じと限らない以上、天気は全員共通かつ不変の話題ではなくなりました。もしかしたら家のwifiの話が取って代わるかもしれません。

最後に

もしも今、新卒研修を担当している人がいたら「大変だなあ」だけでなく、貴重だとも理解してほしいです。確かに毎年伝えていることは伝えられていないかもしれませんが、毎年伝えていない未来の話を今まさに実践しています。

それから今の新卒が歩む道は、来年以降の新卒や現社員の完全オンライン化に向けた初めてのロールモデルとなるでしょう。


今年の新卒は大変な世代だと言われています。それは間違いないでしょう。配属当初は最悪の世代と言われるかもしれません。


新卒の嘆きもたくさん見ました。しかし世界は今組織ではなく個人の価値にシフトしようともしています。世界の潮流から見れば、数多のビジネスマンにないものを持とうとしていることは決してマイナスだけではないと思います。

最悪か最強か。諸先輩方にお願いがあるとすれば、そんな世代を最強にするためにご指導ご鞭撻いただきたい、というところです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?