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ふるさと回帰支援センターで移住相談

ウエブで移住に関する情報を探すと、NPOや一般財団法人、名前の知られた企業やベンチャー、様々な団体が運営する情報提供サイトがいくつも見つかります。

そのひとつ、「NPO法人ふるさと回帰支援センター」

有楽町にリアルの拠点があって移住に関するパンフレットや資料を手に入れることができ、また各自治体の相談員さんに個別に情報提供や相談に応じてもらること、また、自治体の職員さんや先輩移住者のトークイベントのようなものも開催されていること、などの理由で、ぜひ一度行ってみようと考えました。相談はコロナ以降オンラインでも可能になったそうなのですが、対面の方が相談員さんを通じてその地域の雰囲気や熱量を感じられるのではないか、と思ったからです。

ふるさと回帰支援センター
https://www.furusatokaiki.net

個別相談には事前の予約が必要です。1日に3枠まで予約が可能でしたので、「移住全般」「福岡」「長崎」でお願いしました。福岡については以前の記事で糸島市が移住の第一の候補先であることを書きましたが、今年旅行した五島列島も自然の美しさや地元の方の人柄などで魅力を感じていましたので、こちらもお話を伺いたいと思ったのです。

そして、お話伺ってきました!

結論から言うと、本当に行ってよかったです。移住に関する心構えから、ウエブやYouTubeからは拾いきれない情報、そして期待していた地域の雰囲気や熱量のようなもの、多くの気づきがありました。お話を聞かせていただいた相談員さんには感謝しかありません!!

さて、以下伺ったお話についての備忘メモです。

移住全般について

  • 理想でよいので移住の目的、大事なことを書き出して優先順位をつける。家族の間でお互いの意識を確認し合っておく。

  • とにかく情報を集める。移住の失敗の大きな要因のひとつは情報収集不足。ふるさと回帰支援センターには先輩移住者の情報も揃っており、県職員や先輩移住者がゲストスピーカーで呼ばれるイベントなどもあるので、ぜひ活用してほしい。

  • 移住体験のためのお試し住宅を用意している自治体も多い。一番良い時期と一番厳しい時期の2回を試してみるとよい。

  • いきなり家を買うのではなく、先ず賃貸に住んで、現地での生活を送る中で納得できる物件を探すのもよい。

  • 移住支援金、起業支援金などもある。条件、時期など要確認。

  • 古民家はリフォーム必須、支援制度もある。

  • 下水道が通っていない場合は浄化槽の設置が必要。使い勝手、臭いなどは下水道と変わらないが、定期メンテの費用が必要。

福岡県について

  • 糸島市は物件の確保が難しい。市街化調整区域に指定されており住宅の新築が難しい。指定解除の予定もない。ロケーションの良いところを探そうとすると空きが出るのに時間がかかる。売り物件はたまに出るので時間をかければ見つかるだろうが、賃貸はほぼ無い。

  • 古民家、というか古い家はある。リフォームには相当の費用がかかる。

  • 移住支援金は福岡市や糸島市など人口が増えている自治体は対象外。

  • 海の近くがよいのであれば福岡市の東側も候補になる。新宮、古賀、福津など。ただしベッドタウン、農地といった感じで糸島のような自然は残っていない。

長崎県について

  • 五島は自然と人の良さで人気。年間で200人ほどの移住者がある。仕事探しも大変だが家探しはもっと大変。

  • 田舎は家でも仕事でも人との繋がりでの紹介も多い。先ずは知り合いを作ること。

  • 長崎県全域で移住者を受け入れており、各地域に移住体験用のお試し住宅がある。無料のところが多い。1週間〜1ヶ月程度の利用が多いようだ。

  • 坂道が多く自転車よりも原付が多い。

お話を伺って、一気に移住のイメージが具体的になってきました。


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