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【夢記録】心霊写真を撮った夢を見た

どこかは知らない谷戸の奥にある、岩山をくり抜いた洞窟の中につくられた寺を訪れていた。

まあまあ名所なのだろう、混雑とはならない程度に参拝客もいる。

洞窟の回廊にはいくつかの横穴的に岩屋が設けられていて、入り口は狭く、屈まないと中が覗けない。もちろん入っていくことも難しい。

中には明王などの力強い仏像が祀られている。灯明に照らされた仏像は、堂内の高い湿度も相まってここが非日常の空間であることを否が応でも感じさせる。

それぞれの岩屋のお堂の前では僧侶が祈祷を行っている。

自分は一番奥のお堂まで行くとスマホで写真を撮る。

撮った写真には薄暗い洞窟内の風景が写っている。

スマホの画面を軽く傾けてみると、画面の表面に青白い影が浮かぶ。傾きを変えてみると影が描く絵も変わる。
よく見ると人の顔のようだ。
傾きによって浮かび上がる顔もさまざまに変わる。

これは心霊写真なのでは? と思い、まわりにいる人に見せてみると、心霊写真だねえ、といわれる。

すこし怖くなったので、その写真を削除して、そろそろ帰ろうかと出口に向かう。

堂を出ようとすると、入り口から住職らしい僧侶が入ってきて自分を見つけると困ったことになったと言ってくる。

オカルト的な問題? と思い聞いてみるとそうではなく、参拝者が急に増えてきて、ただでさえ狭い洞窟の寺が混雑して対応に苦慮しているとのこと。
なんでもSNSで心霊写真が撮れると話題になっているらしく、その原因が自分なのだという。

確かにそんな写真は撮ったけれどすぐに削除したし、SNSに書き込みもしていないのに、話題になるのはおかしいのでは。というと、さきほど写真を見せたほかの参拝客のひとりがさっそくSNSに書き込んで、それが拡散したらしい。ということだった。

自分はあまりの情報拡散のはやさにネット社会っぽいなあと思う。

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