見出し画像

部下が動きたくなる質問の仕方とは?

以前、目的達成をするためのチーム作りを仕事にしていました。
その時に感じたことを今日は書きます。

スタッフの育成をするのに
重要な考え方があります。

結論からいうと、
「分類して考える事」
「分けて質問する事」です。



会社では上司から売上を上げろ、
とよく指示が飛びます。

その話を聞いた多くの部下は、
「はい、分かりました」と返事します。

でもそもそも売上をあげるってなんだろう?
分析方法が正直よくわからない…

何から手をつけたらいいのか。
特に社会情勢が変わり、今まで通りにいかない時ほど、
悶々として時間が過ぎます。

そして結果として行動にならない。

何故なのか?

そもそも関係者の間で、知識が足りないことが多いと思うんです。
(あくまで僕の経験上の話です。)

たとえば、
売上=顧客数✖︎ 価格✖︎リピート率

売上の構成要素を簡単に分類すると
こういう風になります。

式を見ると、正直当たり前のことですよね。

この方程式の本当の使い方を
教えられていないことが多いんです。

だからスタッフは、売上をあげるという事を
ざっくりと考えるようになります。

この式の、どの部分がうまくいっていないのか、
細分化して、分類して考えることが習慣にならないのです。

価格をあげるにはどうするのか?
では、顧客数をあげるにはどうするのか?
リピート率を上げるには?

何を「分類」して考えればいいのか、
教えることが大事です。

ここで、
改善策を考えることができる頭の良さとはなんでしょうか?

それは、「分類して考える」ことです。

一言で「頭が良い」と言っても
意外とたくさんの種類があります。

ちょっと例を挙げてみますね。

新しいことの習得が速い
同じ失敗を繰り返さない
問題を未然に察知する
いつでも冷静でいられる
コミュニケーションでトラブルを起こさない
相手の話している内容を一言でまとめられる
記憶力が高い
チームを積極的に動かせる
1を聞いて10を知る
何も話していない相手の気持ちがわかる
相手に伝わりやすい話し方ができる
難しい話を理解できる
難しい話を噛み砕いて説明できる
論理的思考ができる
理解速度が速い

あなたが、育てたいスタッフには
どの頭の良さを求めているのでしょうか?

どの部分を伸ばしたいのでしょうか?

その人の特性をはっきりとさせる
ことが大事です。

その上で、ご自分の指示は下記のどちらのタイプですか?

①「売上を上げろ」とざっくり言っているのか。
②「売上を上げるのに、まず顧客数をあげる方法を考えて」と
伝えているのか。

①なのか、②なのかどちらの質問をするかで、
結果が変わってきそうです。

分類して伝える、質問する事を意識するだけで
聞いた人はその答えを探そうとします。

あなたが欲しい答えと、部下に見つけて欲しい答えが同じだったら、
どんなにいいでしょう。

ご自身を振り返ると何がポイントになるでしょうか?

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?