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カルマとびわ湖のモンサンミッシェル①

今年は十数年ぶりに実家に泊まっての年明けを迎えることになった。

一時、結界が張られているのか?と思うくらい、
実家に足を踏み入れ(られ)ない期間が約7年あり、
その後墓参り(は年3回ほど行っていた)のあと、実家に数時間は滞在するようにはなったが、必ず日帰りで戻る、という状態が続いていたので、
今回「実家に泊まる」というのは個人的にはなかなかのイベントだった。

私は2023年は九星気学でいうと「八白土星の年」で
・停滞から変化へ繋がる節目の年
・転職や独立など仕事の転換が起こりやすい
・引っ越しやリフォームなど住居環境が変化しやすい
・相続などの話が出やすい
とあり、物質的に相続するものは特にないけど、親子関係のカルマの解消みたいな、エネルギーとか意識的に「相続」とか「受け継ぐ」みたいな流れがあるのかな?と感じるタイミングだったわけです。

元旦には戻る予定で、大晦日に父親とだらだら酒を飲んでいたのだが
まず、父親から「知人から「中間子が反抗的でいうことを聞かず、いつも怒鳴っている」という相談を受けた」という話になり、その後中間子や親子関係・家族関係について熱く語ることに。

ふと時計を見て(こんなどうでもいい話で年明けてから2時間くらい経っておる…)と思ったとき、父親に突然「そういえば、お前、こっちに戻ってくる気はないか?」という話を振られた。

父親曰く

「この家は弟にやるが、母親が祖父母から継いだ土地があり、それを売るという話がでている。お前が帰ってくるならそこをリフォームしてやるから、そこに住めばいい。老後の心配もなくなるし」

その土地は猫の額どころかネズミの額くらい狭く、
立地条件も悪く、というか弟が貰う家の資産価値と比べると
申し訳ないけど腹が立つくらいの開きがある。

そもそも車を運転したくなくて都会に住んでるのに、
あんな場所、車無かったら絶対生活できないじゃん。
(というと自転車があったら大丈夫、といわれるので)
自転車ももう30年くらい乗ってないし、絶対イヤだ。
そもそもあそこに住んだところで
老後こそ交通手段なかったら、引きこもって
そのままのたれ死ぬ未来しか見えないのだが…。

(八白土星の象意(土地とか相続)の話がまさか出てくるとは!!
しかし、物質的な相続がすべてが美味しい話というわけでもないのね)と、「…うん、まあ考えてみるわ…」とごにょごにょ濁し、
もやもやしながら毛布にくるまってソファで寝たのだった。

つづく


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