今日もデレてる帰り道

昨日は本業だけだったので早めに寝たせいか、
いつもよりちょっとだけ肌の調子が良い。
夜ぐっすり長めに寝ると、
翌朝のお肌が違うのがわかる年齢になってきた。

調子に乗ったわたしは、
ノーファンデでアイシャドウもしないでいつもの運送会社へ向かった。
今日は寒いからマスクを取ることもないだろう。
大丈夫大丈夫。
しかし最寄り駅についてから、
涙袋メイクをして来るのを忘れたことに気がついた。
(ウォンジョンヨの涙袋のライナーを愛用している)
わたしは面長だし若作りしたいので涙袋は大事だ。
ちょっとこれはショック…。
今すぐ応急処置のため化粧品を見に行きたいけれど、
流通団地で化粧品を買えるわけもなく、
泣く泣く薄い顔で出勤した。
「今日涙袋描いてくるの忘れたー!!!」と大騒ぎしたいところだけど、
もうアラサーなので我慢した。
えらいわたし。大人になった。


こういう時に限って、
チャラい男の子が伝票を持ってわたしに頼み事をしてくる。
しかも地味に難しいやつ。
わたし一人でできるかな…ちょっと不安だよこれ。

隣に並んで話すだけなのに、
この子は距離がめちゃくちゃ近い。近すぎる。


わたしは今日とってもメイクが薄いし、
まつ毛パーマももう取れてしまっているので、
こんなに近いとちょっと恥ずかしい。
しかし相手が若くてカッコいい男の子だとわたしも正直嬉しくて、
「えぇー、できるかなぁ?」とか言って長引かせて甘えてしまう。
楽しい。わたしはこういう時間が本当に好きだ。
明日はわたしじゃなくて彼のお気に入りの可愛い女の子が来る予定だ。
だから彼は明日には違う女の子の肩に腕を回しているに違いないけれど、
それでもわたしはわたしで幸せだと思う。
こんな男の子は探したってなかなかいない、
素敵な時間は女同士分け合ったっていいじゃないか!


こんなカッコいい男の子と顔見知りになれて、
週に何回も会えちゃうなんて、
わたしの人生で起きた奇跡と言っても過言ではないのだ。


だからわたしは彼を独占したいなんて思わない。
9歳も年下の男の子をどうにかしたいなんて全く思わない。
名前を覚えてもらおうとも思わないから、
この3ヶ月わたしは名前を名乗ってすらいない。
わたしはタイミーさんでいい。

わたしはただただこの時間を大切に大切にしていきたいだけなのだ。
これは神様がくれた奇跡。
この幸せがいつまで続くかは誰にもわからない。

でもこれからの季節にこの距離だと、
さすがに匂いのケアとかした方がいいのかな。
ラップ巻きしたら汗だくになるしな。
ちょっと汗と匂い対策考えておこ!


わたしにはちょっと難しい作業を一人でなんとかやっつけようとしていたら、
見たことのあるおじさんが声をかけてくれて手伝ってくれた。
わたしは伝票を見るのがやっとで、
ダンボールの並べ方まではよくわからない。
しかしプロが一緒にやってくれるとキレイに並べてくれて、あっという間に作業が終わった。
めちゃくちゃ助かった。


おじさんは残業中で、
もう帰ってもいいところなのに、
わざわざ残ってわたしの作業を手伝ってくれたみたいだった。
チャラい男の子も手が空くと様子を見に来てくれた。


この会社は本当に優しい人が多くて、
いつも誰かが助けてくれる。


だからタイミーでも働きやすいし、
居心地が本当に良いのだ。


お給料は安いし家からめっちゃ遠いけれど、
わたしはここに来るとなんだか元気が出る。


来週も2回も行ける。嬉しいな。でれでれ。
この幸せがいつまでも続きますように。