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第11講 長文読解に役立つ英文法4

1 分詞の用法
現在分詞であれ、過去分詞であれ、分詞はその用法の幅が非常に広い。しかし、どのようなものと結びつくときにどのような意味をなすか、そのことを整理しておけば分詞構文を別にするとそれほど読解上の困難をもたらすことはない。また分詞構文についても、整理した定型に当てはまらない分詞が長文中に現れる時には、それこそが分詞構文である可能性が色濃いと把握することができる。従って、分詞について特定の組み合わせと、そこから生じる意味を整理しておけば、長文読解における負担を大きく軽減できるといえるであろう。

分詞の用法を概観整理すると次のようになる。
(1) be 動詞+Ving(現在分詞):進行形
(2) be 動詞+p.p.(過去分詞):受動態
(3) have/has/had+p.p.(過去分詞):完了形
(4) 名詞+分詞/分詞+名詞:名詞を修飾する形容詞
(5) 独立した分詞:分詞構文・独立分詞構文

【要点29】分詞は組み合わせで用法が変化する。be動詞+現在分詞は進行形、be動詞+過去分詞は受動態、have+過去分詞は完了形、分詞単独で用いると基本は形容詞、分詞構文の場合は副詞。

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