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第10回「原点回帰と山形一人旅」

わたしの足元を照らす灯火

疲れが溜まってくると、真っ先に山形に住む母へ連絡をします。あちらもあちらで、話が溜まっている様子。久しぶりに山形に住む両親のもとへ、一人旅と称して車を走らせました。

東北中央自動車道。昨年、山形側が新庄・真室川ICまで開通し実家まで3時間。結婚した頃は一般道を延々と運転していたので、夢のような高速道路であります。

新しい街へ入ると、その土地のにおい、空気が新鮮でしばし浸ります。懐かしい山々、さくらんぼ畑を通り抜け、国道を走り実家へ。
リフォームした実家は、老夫婦二人が暮らすのに適したコンパクトで可愛らしく、かつ機能的になっていました。かつて母は、小坂明子の「あなた」のような家に憧れると発言していましたが、まさにそれ。種から開花した花々に趣味の畑。晴耕雨読な生活。

畑でとれたブロッコリー、ロマネスコ
大根、蕪、人参。どれも立派。

母の作った野菜カレーと煮物、山形特産ラ・フランスを食べて元気に。これまでの悶々とした日々、悩みの小ささに気付かされる。ホント、悩みなんて話をしていないのに、原点回帰って必要ですね。方向性がわかってきました。両親は、わたしの足元を照らす灯火です。

平清水焼とわたしの好きな色

ここからは一人旅です。学区内に平清水焼があり、幼い頃から慣れ親しんできた器の数々。久しぶりに器が欲しくて七右エ門窯さんへ。梨の皮のような質感、薄く青みがかった色合いを「梨青磁」と呼びますが、 鉄分が多い千歳山から採れる土の性質を活かした独特の色合いが平清水焼です。

昨日はマグカップ、さくらんぼ入り小皿購入。茶碗はサービスでいただきました。恐縮です。
梨青磁がたまらなく好き。

青色、特に梨青磁の色合いのものにたまらなく惹かれるのは、幼い頃より陶芸教室に慣れ親しんだ経験が今の自分を形成しているからなのでしょう。購入すると、いつもサービスしていただいて恐縮です。飛び込みで陶芸教室可能です。七右エ門窯さん。


出羽三山神社再訪

ここもわたしの心の開放の場。山形県鶴岡市羽黒町手向に鎮座する、出羽三山神社です。御祭神は伊氐波神・稲倉魂命。出羽三山神社の始まりは593年頃とされ、修験道の祖ともいわれる役小角や、真言宗の開祖・空海、天台宗の開祖・最澄などが来山し修行を積んだと伝えられています。羽黒山頂の中心に建つのが羽黒山、月山、湯殿山の三神をあわせて祀る三神合祭殿。国の重要文化財に指定させており、荘厳で圧巻の佇まいであります。

茅葺屋根は圧巻です。田麦俣集落にも茅葺屋根が残されています。
参道より。尺山寸水。

尺山寸水、参道より下をながめていると、わたしの悩みの小さきことに気づかされます。


悩みは一人旅で解消

疲れが溜まったら、人間関係、家族関係をシャットアウトし、一人旅に出て自由にマイペースに行動、いつしか悩みなどどうでもよくなってきます。本来の自分にもどり、今日は世界一優しく、やる気に満ちた人になっています、私。ただし、持続力がないのが欠点です笑


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