さーたん

夫と2人旅、そんな日常を書いていこうと思った矢先、能登の地震。防災士目指すことにしまし…

さーたん

夫と2人旅、そんな日常を書いていこうと思った矢先、能登の地震。防災士目指すことにしました。たくさん学んで、知識を広め防災、減災に取り組みたいです。今年は勉強の年、50の手習い。齢54からのスタート。 拙い文章ですが、よろしくどうぞ。

最近の記事

第13回「さようなら、私」

先週のこと。 財布を落としたか盗まれたか定かではないが、中身をすべて抜き取られた。人生初のどん底。この一週間で味わった屈辱と決意のお話です。私は一度死に、生まれ変わりました、ハイ。 2月17日 前日から実家のある山形に帰省していた。祖母に会い、両親や兄弟と楽しく会食、和やかに帰省を終え、ガソリンを満タンにし、帰る前にお土産を買おう‥と考えていた。いつもなら運転中目についたお店で買うのだが、その日はなぜか普段と違う行動に出てしまう。観光物産会館に道の駅が併設されたニュースを

    • 第12回「2024年2月」

      有為転変 今日は2月4日、暦の上では立春である。先月の天変地異から1ヶ月。自分の中で激変が起きた。心のもちようとでも言えばいいのだろうか。有為転変、世の中は移り変わりやすく、はかないものであるということ。 「有為」は、さまざまな因縁によって生じて、移り変わるのを常とするこの世の現実のこと。 のほほんと生きている場合ではないと感じた。正月の、元旦の、緊急地震速報。クリスマスだから、正月だから地震は来ないという自分のなかのおかしな掟は破いて捨てた。これからは自分の身は自分で守

      • 第11回「夫と宮沢賢治」

        これは、とある50代のおじさんが、心の病にかかり、宮沢賢治に出会い、生きる希望を見出したお話です。我が家の今年の振り返りNo.1、それは夫でした‥ コロナ禍がもたらしたステイホーム 時は遡りコロナ禍。県外外出禁止、外出自粛、祭り中止、自粛自粛…なんでも自粛生活に様変わりした2020年。折しも県外にいる子の就職活動は難航し、県外へ行くにも許可を得て帰ってからは2週間の自宅待機、ここで変化に弱い夫は少しずつ心を蝕んでしまう。行動力があり、旅をして見聞を広めたい夫に大打撃。ある

        • 今日の3行日記。 どんなに困難でくじけそうでも 信じることさ必ず最後に愛は勝つ 信じることさ必ず最後に愛は勝つ 今宵、日本中で愛は勝つが再生されるでしょう。

        第13回「さようなら、私」

          第10回「原点回帰と山形一人旅」

          わたしの足元を照らす灯火 疲れが溜まってくると、真っ先に山形に住む母へ連絡をします。あちらもあちらで、話が溜まっている様子。久しぶりに山形に住む両親のもとへ、一人旅と称して車を走らせました。 東北中央自動車道。昨年、山形側が新庄・真室川ICまで開通し実家まで3時間。結婚した頃は一般道を延々と運転していたので、夢のような高速道路であります。 新しい街へ入ると、その土地のにおい、空気が新鮮でしばし浸ります。懐かしい山々、さくらんぼ畑を通り抜け、国道を走り実家へ。 リフォーム

          第10回「原点回帰と山形一人旅」

          第9回「秋田のセンチメンタリスト」

          のんびりと池田修三 池田修三さんの版画を知ったのは何年前になるだろう。藤本智士さんが秋田県のフリー雑誌「のんびり」の編集長に就任され、池田修三さんを特集し、大々的に象潟公会堂で展覧会をしたあたり。2013年頃だろうか。のんびり、というフリー雑誌も、なかなか手に入りにくい中、県庁へ出向きもらいに行った記憶がある。とにかく、のんびりの中で池田修三を知った。冊子のなかのこどもたち、おとこのこ、おんなのこ。子供の持つ美しさ、星の輝き、雪の潔白、そうした日常の機微がみずみずしく描かれて

          第9回「秋田のセンチメンタリスト」

          https://note.com/iwnt22 こちらは夫です。かなり影響を受けております。師匠〜

          https://note.com/iwnt22 こちらは夫です。かなり影響を受けております。師匠〜

          第8回「Now And Then」

          時は2023年11月5日。 昨日までの雨はあがり、11月にしてはあたたかい朝だ。 相変わらず、看護師を続けていて、来る日も来る日も業務に追われては、家族の食事作りに追われ、それをInstagramにしたためていた。 そんな中。 ビートルズの新譜、これを歌詞をみながらなんども聴いて自分なりに解釈してみる。メッセージを昇華させたのか、鎮魂なのか。私たちも、この時代のケリを付けたいと思っているのかも知れない。 そうしているうちに、自分の心境にも変化が訪れる。 老境とでもいえ

          第8回「Now And Then」

          触れるケア。コロナ後遺症か、はたまた。

          3/27に症状出現。3/28にコロナ陽性になり2週間と2日。発症からずっと咳と痰が続いている。とりわけ咳に関しては、朝晩の咳込みが激しい。咳だけで消耗してしまう。 入院中から酷かった咳。しかし、酸素の値がいいので入院中は全く診察してもらえなかった。咳止めをひたすらのむだけ。 退院後、息苦しさや胸の重苦しさも出てきた。呼吸器内科受診。コロナ後も、コロナに罹患した人として隔離される。なんで?最初は呼吸器科のドクターも無難な薬を処方してくれた。やはり未知の病だし。漢方をプラスさ

          触れるケア。コロナ後遺症か、はたまた。

          ぽっちゃりはコロナ救う。独り梅花の宴。

          多様化社会、こう書いてはいけないのかもしれない。しかし、この難局を乗り越えられたのも、ぽっちゃりさん達のおかげである。余談として記しておきたい。 昨日。退院2日目の朝である。 朝晩の咳も酷く、呼吸器内科受診、肺は大丈夫だったけど心雑音が聴こえる‥言われる始末。こちらはいずれ精査になる。咳止めは量を増やし、漢方を追加された。深刻になる必要はなさそう案件。 帰宅すると、ややぽっちゃりの夫が食事の支度やらアイロンがけをしながら言う。 「〇〇が入院中にさ、スカートっていうシンガー

          ぽっちゃりはコロナ救う。独り梅花の宴。

          峠を越した。さよなら春の日。

          何かを成し遂げなければならない時、苦労し試行錯誤するうちに、あれ!なんか超えた?もしかしたら乗り越えたかも?みたいな感覚がよくある。 4/4月曜日。入院8日目。変わらず咳、痰、頭痛、息苦しさがあるのだが、ふいにこれは自分が変わらないとダメなのでは?という考えに至り、バイタルをメモしていた紙に「絶対治る」「大丈夫!大丈夫!」「がんばれ!わたし!」イラスト入りでたくさん書いた。言霊っていうし。昨夜の鎌倉殿で笑い、鶴瓶の家族に乾杯をみて、気持ちが上向き始めたからかもしれない。個室

          峠を越した。さよなら春の日。

          入院生活

          入院は10日間。10日を経て、人に感染する可能性は低いとのこと。 3/30水曜日。入院3日目。相変わらず咳込みがひどい。咽頭痛、鼻詰まりも出てきた。頭痛と首、肩も痛い。昼にSG顆粒をのむ。ただ、横になっているだけ。この日わたしの好みがわかる方から、たくさん差し入れをしていただき、食は一気にすすんだ。梅干し、すっぱいもの、プリン、ほうじ茶、野菜ジュース。これらは本当に役にたった。持つべきものは友。一生忘れないし、いつか必ず恩返しする。酸素は98,安定している。 3/31木曜

          入院生活

          これがコロナ病棟…!

          3月29日火曜日。天気は覚えていない。入院2日目。気分的には落ち着いている。 バイタル(体温・脈拍・血圧・酸素)を1日3回測定。ナースコールで伝える。酸素が94以下になったら、すぐ看護師に報告する。1日数百円でタオル、パジャマ、歯ブラシ、歯磨き粉、シャンプー類をレンタル。パジャマ、タオルは使用したら外の廊下のバケツに捨てる。食事はプラ容器で配膳される。ゴミはすべて部屋のダンボールゴミ箱に捨てる。ドクターも看護師も、私達コロナ患者との接触は少ないが、来るときは完全防備で来る。

          これがコロナ病棟…!

          コロナ陽性になる。

          3月28日月曜日。ひどい咳込み。ガラガラ声。熱。鼻水。ひとまず職場の駐車場で抗原検査、陰性。症状が強く発熱外来も当日予約でなんとか午前の最後にギリギリ滑り込みセーフでLAMP検査。すぐ陽性と出た。驚く間もない。保健所から連絡があるまで自宅待機を命ぜられる。フラフラした身体で運転、なんとかたどり着く。すぐ自室にこもるが、お腹まで痛くなってきた。職場と別室待機している夫に連絡、大変なことになってしまった…と考えながら立つこともできなかった。 保健所から連絡がくる。連絡がくるまで

          コロナ陽性になる。

          わたしがコロナに感染!?

          2022年3月27日日曜日。朝から快晴。いつものように1週間分の買い出しに出る。魚と野菜を中心にバランスよく、がモットー。昼は朝の残りの味噌汁とおにぎりにしよう!夫もうまそうに食らいつく。 異変を感じたのは午後。急に咳き込む。そして止まらない。アレルギー持ち、喘息持ち。数年前マイコプラズマ肺炎になったことがある。その症状に似ている‥軽く考えていた。しかし、どんどん咳が止まらなくなる。苦しい。夕方熱っぽくなり測定。38℃。こ、これは‥コロナでは!思い当たるフシはあって前の週、

          わたしがコロナに感染!?