イーロン・マスクがTwitterでやろうとしていること

Twitter社がイーロン・マスク氏に買収されてからというもの、いろいろと話題が尽きない。

従業員の大幅な削減・解雇が問題になったり、欧米では「Twitter離れ」が進んでていたりするらしい。

でも、ぼくはイーロン・マスクさんが作ろうとしている「新しいTwitter」にけっこう期待している。

Twitterは「きわめて優秀なニュースメディア」だ。

ツイッターの優秀さは、「情報効率がいいこと」。これに尽きる。

(優良なアカウントをフォローやリストしていれば)必要な情報を、過不足なく、短時間で入手できる。

短時間で入手できるということは「ニュースの本質だけを知れる」ことと同義だ。

ニュースの本質は、出来事の経緯と背景だと思っている。
テレビや雑誌など他のメディアのニュースを見ていると、「不純物」が多すすぎると思う。広告、煽りタイトル。コメンテーター、などなど。

Twitterからニュースを得ていると、それの「不純物」を、かなり排除できる。たいへん効率がいい。

ヤフーニュースは、多くのニュースサイトの記事から選別されたニュースを載せている。Twitterは、そのなかの更に(あなたのフォローしている人)が選別したニュースだけをタイムラインに載せてくれる。

記事をいちいちぜんぶ読まなくても、その人が発信しているのを聞いたり読んだりするだけも、世の中のおおまかな流れは掴むことができる。きわめて効率的だ。

うまくリストを作ることができたら、こんなに素晴らしいニュース・ツールはない。

もちろん問題もあるだろう。入ってくるニュースが偏ること。偽物の情報に気づきにくいこと。
そもそも効率よくニュースを摂取するという行為自体に疑問を持つ人だっているかもしれない。


それじゃニュースの信憑性に欠けるし、偏るじゃないか。そう思う人もいるだろう。

確かに入ってくるニュースの傾向は、偏る。
もしあなたのソース(摂取元)がおかしなサイトからニュースを仕入れていたら、間違った情報や歪んだ思想が入りまくっている可能性はある。これは今後の最大の課題になるだろう。

Twitter社にとっても、ユーザーにとっても。

「ニュース誰から摂取するか」の選択は、すごく大事。

ニュースソースの選択が全て、と言っていいくらい。

しかし多かれ少なかれ、これからのニュースの摂取は、ニュースサイトからではなく、SNSやプラットフォームからの摂取になる時代になる。というか、すでになっている。

日本はTwitterを利用している人がこんなに多いんだ、と気づいた出来事の話。

ここ最近は、自分としては、公共の交通機関に乗る機会が多かった。
新幹線、電車、飛行機も。

乗っていると、前の座席に座っている人のスマホの画面が普通に見えてしまう。(覗いているわけではなく、不可抗力で視界に入り込んでくるのです)

けっこう多くの人がTwitterを見ていることを知った。

地元の国道で、自転車に乗りながらハンドルに固定されたスマホでTwitter見ている人もいた。(信号待ちの時に画面が見えた)あれは危ないと思う。

ぼくが見たのは全員男性(おそらく中年の)だったけど、このプラットフォームの利用は世代の偏りはあるのかもしれない。Twitterはすでにおっさんのニュースメディアになっている間は否めない。まあいいけど。

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