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岸田総理が会見で安倍元総理の大失態・アベノマスク正当化! 岸田氏を総理に押し上げた「恩人」安倍元総理への媚びへつらい! 首相人権担当補佐官は国内人権問題も所轄! しかし仕事の中身はまったく具体性なし! 2022.1.20

 (文・尾内達也 文責・岩上安身)

 2021年12月21日の国会閉会後の記者会見の冒頭から、岸田文雄総理大臣は、安倍元総理による世紀の失策「アベノマスク」の正当化に努めた。

 不良品発生で遅れた配布時期をごまかしたあげく、その配布が国内のマスク製造、流通を回復させたと、事実を歪曲。自身の総理就任の「恩人」で、最大派閥の長である安倍元総理の「大失政」を糊塗したのである。


 一方、新型コロナの経口治療薬160万回分を確保し供給すると述べたが、オミクロン株の感染力をデルタ株の2倍に想定している点には懸念が残る。

 また、新たに設置された国際人権問題担当の首相補佐官は、国内人権問題も所轄すると明言した。しかし、具体的にどのような国内人権問題に取り組むかに関して言及はない。

 入管問題やヘイトクライム、ヘイトスピーチ、女性差別、障害者差別、LGBT差別など、深刻な人権問題は山積している。首相人権担当補佐官を、単なるお飾りに終わらせてはならない。仕事の中身に注目していく必要がある。

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▲記者会見する岸田文雄総理大臣。2021年12月24日(首相官邸HPより)

岸田総理は、アベノマスクの配布時期をごまかし、国内のマスク製造、流通を回復させたとの歪曲で、「恩人」安倍元総理の「大失政」を正当化!

 2021年12月6日に召集された第207回国会(臨時国会)が12月21日、閉会した。

※この記事はIWJウェブサイトにも掲載(https://iwj.co.jp/wj/open/archives/501367)しています。
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