パンチライン百科事典 p.3 -SLOW DANCING IN THE DARK-
過去投稿第2本目は海外で活躍する日本人アーティストJojiのデビューアルバム"BALLADS 1"からの1曲、"SLOW DANCING IN THE DARK"を取り上げる。私の感覚では、彼のことを知らない人はまだ多く存在し、もしくは彼のことを知っていても彼が日本人であるということを知らない人が多く存在している気がする。彼はYoutuberにコメディ動画を投稿していたり、Pink Guyという名でコメディソングをリリースしていたりという過去があるわけだが、88 RisingからJojiという名義で初めてリリースされたこのアルバムでの彼のキャラクターは全く違う。メロウな曲調でセクシーに歌い上げる彼の雰囲気はPink Guyとして「セックス大好き」を歌っていた時の彼とは真反対である。このトランジションが完璧であり、私はそのギャップに完全にやられてしまった。私はより多くの人にこの彼の魅力に気づいて欲しいと思っている。
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Joji - SLOW DANCING IN THE DARK 0:46〜
When I'm around slow dancing in the dark
Don't follow me, you'll end up in my arms
君の近くで僕が病んでいる時は近づかないほうが良い
でないと君は僕に抱かれることになるだろう
0:46〜
Jojiは片思いをしている時の、「先の見えないもどかしくて苦しい葛藤」を「暗闇の中でのゆったりとしたダンス」"Slow dance in the dark"と表現している。つまり片思いで病んでいる状態の彼に近づいてしまうと、その場しのぎの感情に任せた関係に巻き込まれ不幸な結果を引き起こすことになるということなのだろう。個人的には、ここで"Slow dance"という表現が与えてくれる視覚的なイメージと「葛藤」のイメージが完璧にマッチしていたため、彼がこの曲で歌い上げている彼の心身の動きに対して非常に共感できた。そして次に続く"End up in my arms"「君は僕に抱かれることになるだろう」という部分においては、彼が女の子を抱きかかえている画が私の頭の中で再生され、ちょっとした映画を観ているような気分になったのを覚えている。
このように音を映像としてイメージさせるような歌詞に出会えた時に私は最も興奮する気がする。なぜなら言葉の持つ力を実感できるからだ。他にもこのような歌詞があれば皆にも是非教えて欲しい。
P.S. このアルバムはかの有名なK-PopグループBlack Pinkのメンバーの1人リサが好きなアルバムでもあるんですよね(下記のインタビュー動画で言ってました)。やはりJojiから漂うミステリアスな色気はあのリサをも落としてしまうのでしょうか。羨ましいですね…
written by じょん
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