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獄中者の家族と友人の会とは?

死刑囚関口正安さんの再審請求会議から始まった会議。この救援会議はもう何十年と続いています。

それを「獄中者の家族と友人の会定例会」として、8年前に色んな人に声掛けして参加していただきました。
定例会の日程は弁護士 海渡雄一さん、映画監督山際永三さんと私の3名が決めています。
毎月1回、土曜日の午前10時から12時に開催しています。
参加費無料ですが、御家族の方たちもいるので見知った顔からの紹介制で招待しています。

最初の写真の左側海渡雄一さんは、原発訴訟などの環境事件、監獄訴訟などの人権事件に携わってきました。サムネ写真は大阪弁護士会で刑務所の現状と課題の講演をした時のもの。結構昔の2017年9月。
http://www.tokyokyodo-law.com/attorneys/kaido/



山際永三さんと海渡雄一さん

写真左の山際永三さん、今年90歳になります。
人権と報道連絡会の事務局長であり、あばれはっちゃくや帰ってきたウルトラマンの監督をした映画監督なのです。
Wikipediaにも書いてありますが、さらに日本の死刑囚や冤罪事件の名の知れたもの半分ほどに関わっていそうです。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B1%B1%E9%9A%9B%E6%B0%B8%E4%B8%89

山際永三さんと箱根慰安旅行

獄中者の家族と友人の会というのは、お師匠山際永三さんが休眠させていた任意団体。
その任意団体の名を引き継いで、私は相談員として自由気ままに続けてきました。

私が刑務所にいた時から8年ほど文通続けてくれた山際永三さん。
出所直後に会いに行ったら
「名古屋刑務所では君のような反抗的な人が沢山殺されて来ていた。生きて出られないんじゃないかと思っていたよ 」

と言われました🤣
出所後には山際永三さんのお手伝いをしたいと思い、お師匠の家の近い杉並区に住みました。
名刺にこの名を使っているのは俺だけ。

定例会の場所は非公開。

参加される方は、出所したての刑務所出所者、家族が収容されている方、支援職にある人などです。覆面取材などが入られては嫌です。

定例会は、刑務所の中の話が役に立つ、出所者の経験を生かせる場所。
刑務所経験者は家族が収容されている方たちの良きアドバイザーになり、そこにいる支援者にも必要な話をします。
最近は、家族の方たちが積極的に収容者と出口を繋ぐ支援をはじめていたり、刑務所ラジオに出演することになったり。更生支援の入り口だなあと思っとります。

あと、刑務所の中と文通、面会、情状証人、更生支援計画の作成、アウトリーチなどもしております。
資金はカウンセリング協会や大学での講演料で賄ったり、イノチグラスの収益を宛てたりしています。

2022年11月立正大学法学部の学生さんたちに拘禁刑のお話し



文通相手とは、連絡を取り合うこと自体が目的のため、こんな手厳しい手紙を書き、たまに気が向いたら手元の図書を差し入れする程度です。

2022年12月留置所への手紙


最近は、
「趣味で更生支援をしています」
と自己紹介しています。

獄中者の家族と友人の会、参加してみたい方は連絡ください。


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