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【短期インターンシップ記録】僕の第2の故郷、いわてけん。

2022年の夏、短期インターンシップで一般社団法人いわて圏に来てくれた、明治大学の地域ガバナンス論研究室(小田切徳美教授)の学生へのインタビュー記事も、今回で最終回となりました!
3人目は、青木 優喜斗(あおき ゆきと)さんです。

第1弾はこちら!

第2弾はこちら!

1.自己紹介をお願いします。
青木優喜斗(あおきゆきと)と申します。明治大学農学部食料環境政策学科所属の大学3年です。出身は神奈川県小田原市です。小田原市は箱根の麓であり、かつて戦国時代に北条氏が拠点としていた城下町です。
私の実家では曽祖父からみかんを専業で育てておりました。祖父がみかん農業を継ぎ、父親は兼業農家としてみかん畑を管理しています。私は幼い頃からみかん畑に足を運んで仕事の手伝いをする中で農業に関心を持ちました。そして、農業従事者の高齢化や後継者不足といった様々な問題が蔓延っていることを知りました。将来的に地元の農業の活性化につながる働きかけを出来る人間になりたいと思い、地域づくりに焦点を当てて学ぶことのできる小田切ゼミに所属しました。
 
2.短期インターンシップ参加までの経緯を教えてください!
私の所属するゼミでは、「地域インターン」(=地方の地域に訪問し、学びを得る)をする事が夏休みの宿題となっています。私は将来地域振興に携わる仕事や取り組みを行いたいと考えていますが、具体的にどんな事をするのかという明確なビジョンが持てていませんでした。ですので、地域振興に関わる仕事をしている人・場に飛び込みたいと考えていました。
そんな矢先にゼミの一環でいわて圏代表の佐藤柊平さん(小田切ゼミ6期生)が現在の活動を報告してくださる回がありました。その際ゼミの後輩に当たる僕達に「良かったら、夏に地域インターンへ参加しませんか?」と声をかけてくださいました。佐藤さんの活動内容と自分の将来やりたいこと・今体験したいことがマッチしていた上、佐藤さんの優しい人柄に惹かれ、参加を希望させていただきました。
加えて、私は体同連(準体育会)のトライアスロン部に所属しており 9月に大切なレースを控えていたので、可能であれば地域インターン期間中も練習をしたいという希望がありました。佐藤さんは僕の希望を考慮したスケジュールを提案してくださり、その点もいわて圏をインターン先に選んだ理由の1つとなりました。

3.いわて圏ではどのような活動をされていましたか?
私は8月23日~30日までの1週間、短期インターンシップに参加しました。
主に、佐藤さんと行動を共にする形での活動となりました。ここからは、私の印象に残っている出来事を2つ紹介させていただきます。
1つ目は、一関市役所で行われていた大船渡線活用促進ミーティングです。多くの地元の方が大船渡線よりも利便性に優れた車やバスで移動しているため、利用者は減り、それに伴って本数も減ったことから不便になってしまっていました。しかし大船渡線は、学生や気仙沼方面へ向かう観光客から一定の需要があります。赤字路線でも存続させるのか、廃線にするのかというお話を聞きました。少しでも長く存続させるためには、キッチンカーのような一過性のイベントではなく大船渡線の利用価値を上げていき、地元の人々に大船渡線の良さを訴求していく事が大切という結論に至りました。このような利用者減少により赤字となってしまった路線は地方の至る所に存在し、旅客輸送という役割にとどまらない仕掛けを作っていく必要があるのだと知りました。また、収益が見込めなくなっていく中で地域の足としての公共交通機関の存在意義や必要性が近い将来問われていくとも感じました。

活動中の青木さん。

2つ目は、佐藤さんから休みをいただいて1日中自由行動をさせてもらった時の出来事です。まず、夕方ロードバイクで一関周辺を散策していた時のことです。信号で止まっている時に、学校帰りの沢山の小学生から「こんにちは!」「がんばってください!」と声をかけられてびっくりしました。
そして滞在していたシェアハウスに戻り、ジョギングをしている際も通りすがりのおばあさんが手を叩いて応援してくださいました。
見知らぬ人に対して挨拶・声援を送ってくれる岩手の方々はとても温かいと感じました。とても心温まる、岩手が好きになった瞬間でした。

4.インターンの感想・いわて圏ファンの皆さんへの一言をお願いします!
正直に言いますと、地域インターンへ行く前は1週間スケジュールを空けるのに苦労したこともあり、期待する気持ち半分と、「わざわざ行く必要あるかな」という気持ち半分といった心境でした。
しかし、インターンに参加した今振り返ると「地域インターンにいわて圏を選んで良かった」と心の底から思います。佐藤さんに同行する中で、地域づくりに関する仕事の光と影の両面、ありのままを知ることが出来たからです。インターン序盤の時は、日々いわて圏中を奔走し、ミーティングやプレゼンを行ったり、オフィスで依頼された企画や次のミーティングへの準備をする佐藤さんの姿、影の苦労を見て「どうしてここまで頑張れるのだろう」と思いました。しかし、1週間佐藤さんに同行していく中で、岩手への想いが実を結んだ時に感じるやりがい・光が佐藤さんを突き動かしているのだと分かりました。佐藤さんは岩手を愛し、岩手の方に愛されていました。地域づくりとは自身と地域が相思相愛、両思いの関係性になれる素敵な仕事ですが、その影には多くの苦労がある事をこの目で知る事が出来ました。貴重な経験をさせていただきありがとうございました!
また岩手へ足を運ばせていただき、関わりの階段を上って行きたいと思います!その際の待ち合わせ場所は「山平」でよろしくお願いします!笑

いわて圏のオフィスのお隣にある「山平」にて、滞在期間が重複していた小田切ゼミの戎谷さん、いわて圏学生インターン2人とパシャリ!📷(左側手前が青木さん)
また岩手に来てくださいね~!

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