見出し画像

#432 製薬業界ネタ~アミリックスが国内事業を終了 ALS治療薬候補・P3で有効性示せず グローバルで70%人員削減も

おはようございます!今週もよろしくお願いします。週末は久しぶりに予定もなく、家族でゆっくりしました。嫁が体調不良気味で少し熱もあったようでちょっと心配です。娘と私はいまのところ全く元気なのと、嫁は耳が痛いと言っているので、中耳炎か何かになっているような気がしますね。今日明日にでも耳鼻科に行くそうなので、たぶん大丈夫だとは思うのですが、心配ですね。確かに暑くなったり寒くなったりで変な気候が続いているので、私も体調管理に気をつけたいと思います。さてさて本日は「製薬業界ネタ~アミリックスが国内事業を終了 ALS治療薬候補・P3で有効性示せず グローバルで70%人員削減も」です。

アミリックスが国内事業を終了

今日は製薬関連のニュースから共有します。やっぱり難しい疾患領域の医薬品の開発は大変だという感じですね。以下、記事からの抜粋です。アミリックス・ファーマシューティカルズ・ジャパン(⽇本事業統括責任者:⼩脇浩史氏)は5月17日、国内における全事業を終了することを決定したと発表した。日本法人のオフォスも廃止する。同社は筋委縮性側索硬化症(ALS)治療薬候補のAMX0035の日本上市を見据え、2023年9月に米Amylyx Pharmaceuticals, Inc.の日本法人として設立された。しかし、第3相臨床試験「PHOENIX」のトップラインデータで主要・副次評価項⽬を達成できなかったため、事業の終了を決断した。米国では試験結果を踏まえて販売を中止。グローバル全体で70%の従業員を削減し、重点的なリソース配分する事業再編に着手することを4月に発表していた。

これからの医薬品開発の難しさ・・・

今後もこういうニュースは続いていくでしょうね。やはりアンメットニーズが高い領域の治療薬については開発が難しいと思いますね。特に評価項目をどこに置くかによって、かなり成功確率も変わると思います。ただあまりにも期待する臨床効果から遠いエンドポイントで有意差があったところで、あまり意味が無いような気もしますし、その辺の良いバランスを見つけるのが難しいと思いますね。難しい疾患になればなるほど、このバランスを見つけられるかどうかが成功のカギになると思います。途中でエンドポイントを再検討することも場合によっては必要になると思いますし、それなりに臨床開発の経験がないと難しいだろうなと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?今後もバイオベンチャーでは似たようなことが起きることもあると思いますね。非常にやりがいがあると思いますが、プログラムが一つ終わっただけで70%もリストラしないといけない状況はなかなかハードだなと思います。この辺のことも踏まえて自分のキャリア形成を考えていかなければいけないなと思いました。もちろんうまくいったときはいいこともたくさんあるわけで、その辺のリスクとベネフィットをちゃんと考慮して決めるということなんだと思いますね。ではでは、また!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?