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#012 製薬ネタ~モデルナ、やるな~

おはようございます!本日も宜しくお願いします。今日も朝からグローバル本社とウェブ会議なんですが、となりに娘が・・・娘の顔を見ると「シッ!静かに!うんちしてるの!」ってwww どんだけウンチで行けると思ってんのかなと・・・今度、パパも会社でうんち使ってみるね。さて、本日は業界ネタでモデルナのmRNAプラットフォームについてです。

オミクロン株に対するワクチンが出るらしい・・・

以下の記事の通り、モデルナはオミクロン株に特化したワクチンで今月から治験をして3月には何かしら結果を当局に出すとの事。このスピード感ってすごいなと思います。ただ、これってmRNAプラットフォームの特徴ですね。例えば、組み換えタンパク質を抗原としたワクチンの場合、まずは組み換えタンパク質の設計図のDNAを変異株用に変更し、それを宿主になる細胞に作らせて、そこから不純物を取り除いて、製剤化して、やっとワクチンになるみたい流れと思いますが、mRNAプラットフォームの場合、変異株用のRNAを用意して、それを製剤化して終了。早いよね、そりゃ。

今後のパイプラインに対する期待

これを利用して、色んなことをモデルナは考えていそう。4つの領域(①感染症ワクチン②がん免疫③希少疾患④自己免疫疾患)で開発を進めている模様。今、ワクチンで出来ていることは、mRNAを注射すると、注射部位でRNAで設計したタンパク質が生成され、それを免疫系が非自己と認識し、それに対する免疫反応(抗体産生)を引き起こすってこと。てことは、少なくとも①ワクチンは高い確率で成功しそう。②もうまくいく予感。既にがん免疫療法は結構、いけることが分かっていて、がんのペプチドワクチンもやろうとしているところは結構、あったように思います。このプラットフォームであれば抗原の設計は比較的容易なので、ブレークスルーを起こすかもなと。③、④については発現部位のコントロールが出来てくると、面白いだろうなと思っているところです。

製薬業界のアマゾンになれるか?

一部の報道では、モデルナは製薬業界のアマゾンを狙っているという話も出ていました。最終的には疾患に効くRNAをたくさん並べて、ワンクリックで患者さんに処方できるみたいなイメージかなと。すぐには無理でしょうけど、スピード感が半端ないので、行けるところまではあっという間に持ってくるだろうなと感じました。技術革新は全てを変える可能性があるので、今後もチェックしていきたいと思います。ではでは、また!

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