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#207 業界ネタ~有識者検討会④

おはようございます!今日も宜しくお願いします。少し寒さが和らぎましたね。今日は天気も良くなってきましたし、気持ちがいいですね。お昼休みに外に出て散歩でもしてこようかなと思います。昨晩は娘に蹴られて、寝る場所を奪われるという事件が起こりましたが、めげずに今日も頑張っていこうと思います。さてさて本日は「有識者検討会の続編」です。

今年も始まりました有識者検討会

先週末に昨年から共有してきている有識者検討会が行われました。そのニュースを共有します。1月13日、「医薬品の迅速・安定供給実現に向けた総合対策に関する有識者検討会」が開催され、ベンチャー企業支援策や、日本国内での新薬開発促進策について議論された。構成員や民間企業からヒアリングを行った後に意見交換したが、この中で、ベンチャー発創薬を推進するため、オーファン指定制度の運用や、英語の承認申請資料の取り扱いなど、日本の薬事規制を見直すよう求める声が上がった。英語の承認申請資料を認めないなど、日本の薬事規制が新興バイオファーマの国内開発を妨げているのではないかとの指摘が相次いだ。新薬創出加算の企業要件も複数の構成員が見直すようを求めた。

英語と薬価が肝に・・・

なかなか突っ込んだ議論がされたようですね。英語の申請資料に関しては、かなり前から指摘されていましたが、近い将来AI翻訳の発展などもあって、そのまま提出できるようになるのか、要注目だなと思いました。あと新薬創出加算の企業要件は確かにベンチャー企業にとっては酷な仕組みになっているので、24年の薬価改定のタイミングで見直されるかどうか要注目だと思いました。現在の日本のドラッグロスの原因は海外の新興バイオファーマが日本で開発しないことにあるので、ここの開発を後押しできる施策がどの程度取れるかによって状況は変わってくるだろうと思います。要注目です。

まとめ

いかがでしたでしょうか?かなり議論の方向性が具体的になってきているなと思いました。個人的には患者さんの治療オプションをどれだけ広げることができるかって大事だと思っていて、このまま日本では使えない医薬品が多くなるのは非常にまずいと思っていました。日本での開発のハードルを下げるヒントは実は近隣の韓国や台湾の制度にもヒントがあると思っていて、その辺も勉強しようかなと思っている今日この頃です。ではでは、また!


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