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#315 業界ネタ~レカネマブ 部会通過

おはようございます!こちらは朝から雨が降ったりして、かなり不安定な天気になってきました。皆さんはいかがでしょうか?すっかり風邪を引いたせいで鼻声になってしまっていて、今朝もクライアントさんとの会議だったのですが、かなりお聞き苦しい感じになってしまったのではないかなと心配しております。会議自体はかなりスムーズに進んで良かったなと思いましたが。。。やっぱり体調管理は基本ですね~まだまだ暑い日も続いていますので、皆さん、気をつけましょう。さてさて本日は「業界ネタ~レカネマブ 部会通過」です。

レカネマブ 部会通過

やっぱり業界人としては、この記事を共有しなければと思いました。以下、記事から抜粋です。エーザイが米製薬大手バイオジェンと共同開発したアルツハイマー型認知症治療薬「レカネマブ」が21日、厚生労働省の専門部会で了承された。早期段階の病状進行を遅らせる新薬として保険診療の対象となる見通しで、薬価が今後の焦点となる。9月以降、中央社会保険医療協議会(厚労相の諮問機関)で議論する。世界に先駆けて7月に正式承認した米国では、卸売価格が患者1人当たり年2万6500ドル(約380万円)に上る。エーザイの内藤晴夫最高経営責任者(CEO)は、薬価算定では新薬で軽減される医療費や介護負担など「社会的価値」を考慮すべきだと主張する。日本では高額療養費制度があり、米国に比べ家計の負担は抑えられそうだ。一方、保険適用は財政を圧迫する懸念があり、薬価算定の調整は難航するとみられる。

問題は薬価か・・・

確かに投与しつづける薬剤になるので薬剤費はなかなかな金額になりそうではありますよね。もちろん最適使用推進ガイドラインの対象になるとのことですので、ある程度、使用できる施設や対象集団は絞られることになるとは思いますが、薬価がどの程度になるのか、注目だと思います。おそらくこの後、同じようなMoAでいくつか新薬が登場すると思いますし、その価格にもこちらの薬剤の価格が参照されることになると思うので、1剤目の価格は重要だなと。確かに費用対効果は重要だと思うんですが、現在のデータだけでは判断できないと思いますので、市販後のエビデンス構築が期待されるところかなと思いました。

まとめ

いかがでしたでしょうか?久しぶりに大きく期待される新薬が出てきた印象ですね。ただ本当に新しい治療オプションになると思うので、市販後にどんなエビデンスを出していけるかが重要だなと思いました。安全性のマネージメント、費用対効果、治療介入のタイミングなど実臨床でのデータが出てくるといいなと思います。トップランナーになる薬剤だと思いますので、今後も注目していきたいと思います。ではでは、また!


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