#053 業界ネタ～新しい研究所～

おはようございます！今日、保育園に行く途中に畑があるんですけど、そこを覆っているフェンスにアゲハチョウが羽を乾かしている感じでとまってました。娘、大興奮！やさしく触ってねと言うんですけど、明らかに捕まえようとしてる汗 近くを見るとさなぎの抜け殻があって、いよいよ春だなと思いました。さて、今日は「中外ライフサイエンスパーク横浜」についてです。

絶好調の中外製薬

ご存じの方も多いと思いますが、中外製薬の研究所が戸塚と大船のあたりに今年の秋くらいに集約されます。友達が中外の研究所にいるので、2年前くらいから話だけは聞いていたんですけど、いよいよだなと。中外と言えば業績が絶好調でここ5年で売上が2倍に、ロッシュグループに入ってから20年で何と売上が4倍。。。すさまじく好調なんですよね。そんな中で研究所を統合させるという業界では珍しく景気のいい話となっています。場所もね、なかなか面白い位置取りで、大船と藤沢の真ん中くらいに元武田の研究所があるんですよね。今は武田本体とは切り離されて湘南サイエンスパークになっています。一昔前はつくばでしたが、東海道線沿いに製薬の研究所が集結してきていますね。

なぜ日本に研究拠点を？

この記事で面白かったのは、研究拠点をボストンとか北京に移した方が良かったのでは？と記者に聞かれた時の社長のコメント。「日本の研究者が働く場を提供すること、日本のアカデミアとの交流を促すことなどを踏まえて東京から1時間圏内の横浜に研究所を置いた。」とのこと。しびれますね。私も薬学を卒業して研究者として長く時間を使ってきました。日本の創薬研究に勢いがなくなっていくのを本当に寂しいことだと思っていたので、中外には本当に頑張ってほしいなと思っています。

まとめ

いかがでしたでしょうか？今日は中外製薬の新しい研究所について触れてみました。なかなか日本のライフサイエンス研究が世界からおいて行かれそうになる中、こういう志を持った企業が研究を盛り上げようとしていることが本当にうれしく思いますね。大きな額は難しいですけど、少額の寄付とかが出来たらいいなと思ったりしました。ではでは、また！

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