見出し画像

あまり関わってこなかった作風・姫嫁に挑みたい。

ここで言う「姫嫁」とは。略さずに書くと「身分あるお姫様がお嫁さんになる話」のことである。私がライトノベルを読み始めた30数年前には、もう既に女子向けライトノベル界隈に存在した物語の古典的作風と言えると思います。コバルトやティーンズハートでよく読んでいました。でも小説書き始めて以降、自分では書いてこなかったんだよなぁ。男女恋愛も、お姫様なヒロインも…。


読むジャンルと書くジャンルって必ずしも一緒じゃなかった。


子供の頃は逆にこだわりがなかったので児童書、中学になってからはコバルトやティーンズハートと、自分の目についたもの、友達が読んでいるものを読む感じでした。

その「友達の趣味のもの」の中に恋愛ものが多くありまして、そこでようやく「あっ、もしかして、みんな恋愛もの結構好きなんだ…?」と知ったのです。例え同じ本読んでいても注目ポイントが違うんですよ。ある本の、私はヒロインの冒険やアクションや謎解きやSFやファンタジーみたいなものを見ていて、友人はこのヒーローとヒロインの2人は今後恋人になるの?みたいな部分を常に見ているわけです。

この時点で既に方向性が見えてるのですが、高校入ってからはジャンプマガジンと少年漫画に行きましたしBLにもはまったので、本格的に同人小説を書くとなると少年誌の2次創作・BLがメインという活動内容になりました。本屋で読める漫画や小説の男女恋愛ものは引き続き読んでましたし、2次創作でも好きな男女の組み合わせもあったのですが、自分で男女の恋愛ものを書くことは少なめでした。もし書いても人の本のゲストとか薄いコピー本とか。皆無ではありませんでしたが、それでもオフセット印刷や長編連載では書いていません。長い期間、私にとって男女の恋愛はほぼ「読むもの」であって「メインで書くもの」ではなかった。


ここにきて書いてみたい気持ちになった、男女恋愛となろう的なもの。


そして同人をやめて書くのもやめて、今になって久々に「書こうかな」と思った時、「別に男女恋愛も書いても良くない?嫌いなわけでもないし」と素直に思いました。

ただし、あまりにも書き慣れていない…!

というわけで。次の短編小説はしっかり男女恋愛描写をやってみようかと。百合も正直ガッツリ書いたことはなかったけど先日短編を書いた、なら男女恋愛も挑戦してみてもいいのでは?と。

そしてもうひとつ、なろう的なものも書いてみたくて。定番の悪役令嬢とかざまぁ展開とかですね。で、冒頭にある「お姫様がお嫁さんになる話」です。異様なまでに美しくて煌びやかなお城やドレスの描写とか、イケメンなヒーローの顔面の美しさを装飾的な文面で称えたりとか、身分あるイケメン男が身分あるヒロインを溺愛する描写とかですね。というわけで、主な元ネタメモとしては以下の通りです。

元悪役令嬢がイケメン貴族令息のお嫁さんになって溺愛される。ざまぁ展開有り、イケメンとはお城のパーティーで出会う。

もうこれは前回の短編制作で考えていた「短編ならではのおっ、と思う描写」とかは特に考えません。ネチネチと顔面とかドレスの描写をして丁寧に男女の恋愛の心情表現をやる、それだけですね。直球勝負です。

単純に~ですわ!みたいなお嬢口調とか書いたことないので書いてみたいですね。あと気が強い女がツンデレる展開好きなのでそれも。

・ヒロイン
ツンデレ悪役令嬢。陥れられた結果、婚約破棄の憂き目に。元婚約者の策謀で評判が悪い他の貴族令息に嫁ぐことになる。内心自分の目付きなど見た目の印象+口調のキツさに悩んでいる。

・ヒーロー
顔はイケメンだが社交界での評判はすこぶる悪い貴族。ヒロインが噂ほどの悪人ではない事実やヒロインの元婚約者が実はクズなことを悟っており、内心ヒロインを気の毒に思っている。

・元婚約者
立ち回りが上手く、婚約者であったヒロインの評判を落とすことで文句をつけて婚約破棄に持ち込むことを企む。ヒーローのことは前々からいけすかないと思っている。後にざまぁされる。

色々とやりたいことを踏まえると、主な登場人物の3人はこういう人物設定になります。もはや使い古されまくったキャラ設定とあらすじとなっておりますね。何で長年創作やっててこういうのを一度も今までやってなかったんだよ、むしろ。全部どっかで聞いたことあるやつや。しかし私はその「定番の極み」をあえて今やってみたい。

[解決すべき問題点]
・外国人っぽい名前3人分決める
・ヒロインはどんな内容で元婚約者に陥れられ、どういう理由で婚約破棄に至るのか。
・ヒーローが社交界で評判が悪い理由とは?
・ヒロインとヒーローの出会いは?
・ヒロインとヒーローの家柄設定は?
・美しい風景・衣装描写、貴族らしさとは?

今回は解決事項は少なめ、それに文字数を取られることはないですが、代わりに修飾語多めで美しいもの描写をネチネチすることで文字数食う感じかと思われます。そういう表現もこれまでやったことないですね。一文短めシンプルな文体がメインでしたし。

あとは溺愛描写ですね。BLでの溺愛と男女の溺愛は着地点的なものが違うと思いますし、これも初めてなので新鮮な気持ちになりそうです。現代日本人ではなかなか真顔でやれねーよ!みたいな溺愛描写にも挑んでみたいですね。この君が愛する花が咲く花畑全部お前のものだ!まぁ素敵!みたいな金銭力と羞恥全開の力業なやつとか。

というわけで、書いてきますわ。


そんなふうに大体の方向性が決まったので、またなんか書いてこようと思います。また1週間くらいを目処に完成させられたらなぁ、と。なので、しばらくNOTEは留守にします。

でも長編好き人間なので断腸の思いでもろもろ断ち切って短編にしないとズルズル長くなりそうな気もする…。


お読み頂きありがとうございました。よろしければスキ・コメントなど頂けると嬉しいです!

作者・鰯野つみれのNOTEのサイトマップは以下↓となります。


まずサポートについて考えて頂けただけで嬉しいです、頂いたサポートは活動費として使わせて頂きます!