彼氏のいるパンセクの生きづらさの話

久しぶりにnoteに投稿しようとキーボードを叩いている。先日環境を整えるのと自分の意欲増進のためにiPad用Bluetoothキーボードを購入したにも関わらずnoteの記事を書く時間が取れなくなり宝の持ち腐れになってしまっていて凹んでいたところだったので今楽しくパチパチしています。それにしてもこのキーボード、エンターがかなり小さく、その上のスラッシュをここまでの文を書くまでにすでに20回は叩いている\\\\\\\\\\この\\\\\こいつめ\\\\\

私は10年前からの後天性セクマイである。私は前の記事にも書いたがかなり?のオープンセクマイである。職場の方(一部)やほとんどの友達、母と姉にはカミングアウト済だ。でも実はカミングアウトをする上で色々と面倒であった。

パンセクって難しい。

当社比の話にはなるんだけども、パンセクって難しいんですよ…。難しすぎて自分でもビアンって言ったりバイって言ったりコロコロするレベル。ノンケの方や他セクマイさん達と関わってきた体験です。あくまでも当社比なので全員が全員じゃないよ!

1、レズビアンではない。

私の意識としては9:1で女の子のが好きだ。女の子はいい匂いで柔らかくて…精神面としても肉体的欲求としても女の子のが魅力的である。だけど私は元ノンケで現に今は男性とお付き合いしている。でも言葉の意味として通じやすいのはレズビアンの方なので私はそちらを多様している。セクマイ界隈の方か見たら完全に叩かれる案件なのでオススメはしない。

2、バイでもない。

男の人とも付き合えるならバイなの?ともよく聞かれる。それもなんとなく違う。私がお付き合いしてきた彼女、2人がFTXで1人FTMでした。肉体的にはみんな女の子だけども精神の性と必ずしも一致はしていない。FTMの彼女、という表現も本来は間違っている。彼女は彼女ではなく彼なのに。まぁ彼女という方が私が言いやすいというところが大きい。今の彼氏は彼氏なんだけど私が彼氏という呼び方がとても嫌で彼氏に対しても他の方に話すにしても彼氏とは言わず恋人や名前で呼ぶ。そこは彼女がいた時代もそうだった。バイは「男性、もしくは女性が恋愛対象」に対してパンセクは「全ての性が恋愛対象」なのだ。

3、ノンケでもない。

「男と付き合ったあることがある人とは付き合えません。未経験のみでお願いします。」昔彼女を掲示板で探しているときによく見かけた言葉である。男の人と付き合ったことがある時点で、一部の人には汚い存在に見えるらしい。でももちろんノンケではない。でも女の子のことを好きになることを否定されてしまう瞬間がある。セクマイの仲間内に。なんとも寂しい話じゃありませんか。

4、そもそもパンセクの認知が低い。

LGBT。レズビアン、ゲイ、バイ、トランス。最近はその後にQクエスチョニングが入るらしい。…パンセクは!!???セクマイ界隈でも肩身の狭いパンセクがノンケの皆様に認知されているはずもなく。よく聞く話。「芸能人でいうとタイプの人とかいるの?」「私は好きになった人がタイプかな!」ってやつ。パンセクはその「好きになった人がタイプ」の究極系だと私は思っている。恋愛をするにあたって年齢肌の色見た目など関係なく恋をするように、私にとっては好きになる人の性別というものはあまり興味も関係もないのだ。好きになった人と一緒にいたいと思うから一緒にいるだけだ。なにか問題でもあるとでもいうのか。

たまたま、今お付き合いしている人が男性で、バイだった。なので今の私には結婚という選択肢を得ることができただけのことで、もちろんその前にお付き合いしてた彼女ともそれだけの想いを持っていた。人間同士の関係なので終わってしまったが結婚できないからなんて理由ではない。今の日本に生きる限り同性との結婚ができないの、どうにかなりませんかねぇ。

そんな感じで、当社比ではあるがパンセクってノンケやビアン、バイに擬態できるけどイマイチどこにも属すことができないもどかしさを抱えているんだよーって話。ノンケって言えたら良かったのかな、とかね。


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