大学野球選手の四球率(BB%)・三振率(K%)を用いてNPB候補を評価する・成績を予測する

投稿するの忘れててビビりましたよ

K% と BB%

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右投手:BB:8%以下が先発定着にとって望ましい。起用法を問わないなら8~10%の区分にも活躍例がある。

K%は20%以上が先発として求めたいところだが、低かった大竹耕太郎に一定の貢献がある、非常に高かった大石達也が怪我で苦しんだ、などBB%ほど有意な指標にならない。BB%:~8,8~10,10~、K%:~20,20~ の3×2マスの区分が妥当な所と見ている。

左投手:大学時代のスタッツが傑出している早川隆久がNPBでも活躍を見せ、比べるとやや寂しく見える宮台康平がいまのところNPBで出場機会を得られていないなど、全く関連が無いというわけではない。しかしBB:10%以上にも先発での定着例が多くあり、現段階ではなんとも言い難い。

もっとも、高橋礼がBB10%台で先発を務められていたので右オーバーハンド/それ以外と区分するのが適切な可能性もある。


まとめ

右オーバーハンド投手についてはBB%:~8,8~10,10~、K%:~20,20~ の3×2マスの区分が有効ではないかという仮設を得た。左投手については有効な区分を得られていない。なぜ左右でこのような違いが出るのかYrudomanJP氏に質問を受けたのだが、今の所わからない。

大学時代の投手のDIPS評価は、選手の大雑把なカテゴリー分けには資するがそれ以上の詳細な分析は困難で、身体能力やメカニクスなど多くの他の要素を統合した分析に精度で全く劣ると考えている。逆に、多くの選手の中から指名候補をリストアップする際など機械的な処理が求められるときには有効な可能性がある。

誤字を修正 (2021/11/14)

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