見出し画像

おばさんという役割

新しいことがしたい!といつもと違う美容院に行ってみたらなんだか居心地が悪くてもじもじしてしまいました。いわせです。髪型の仕上がりは気に入っています。

そんな美容院でお支払いをしていた時に、パンパンのスーパーの袋を三個を下げたお客様が来店。

おぉスーパーの帰りに美容院とはなかなかやな。

と思った瞬間、受付のお姉さんが声高らかに

○○さまー!いつも差し入れありがとうございますー!

美容院に、さ、さしいれ…?

いーのよいーのよ、若い子はお菓子いっぱい食べるわよねぇ。これで足りるかしら。あ、今日はカットとカラーね。

美容院に差し入れをする行為は解せないけど、若い衆を腹一杯にさせねばならない使命感はわかる、わかるよ…。と思いつつ店を出たのでした。

昨夜参加したオンライントークイベント、岡田育×ジェーン・スー×堀井美香「おばさんになる方法」(すごく面白かった!)でも、こういう「おばしぐさ」=ステレオタイプの役割押しつけにならないよう気をつけよう。って話があったのだけど、自分も「腹一杯食べなさいおばさん」を演じてしまって悦に入ることはある。よくある。学生によくする。

しかしなぜ年下への応援の気持ちを体現しようとすると「おなかを満たしてあげること」に変換されてしまうのでしょうね。不思議だ。

若者応援のバリエーションを増やして、通りいっぺんのおばさんから脱却したいものです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?