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事務よ永遠に

「実行する」ことは決まっているけど、具体的に詳しいことは決まってませんのでよろしく!という仕事に巡り合うことが多い。いや、そういう仕事に自ら飛び込んでいるというべきか。

何度かそんな経験を重ねていると、自分はどうやら、現状把握→整理と細分化→中身を精査して段取り。の作業が得意かつ好きだな、と改めて思う。2位じゃだめなんですか!と事業仕分けに燃えていた蓮舫さんのようだ。例えが古い(2009年だった)。

これはあらゆる分野で業務委託が発生している大学という職場で契約内容の確認やら見直しやら交渉をしまくっていた賜物であろう。

大学にいた時は、職員はしょせん事務員だろ的な発言に「われわれも教育者です!」と憤ったりしていたものだけど、一方で事務を司る者としての矜持として、書類作成やデータ分析、はたまた美しいファイリングや給湯室の整理整頓、文科省的なポンチ絵の製作技術などを迅速かつ正確に行う美学もあるよなあとしみじみ思う。

と、そんなことを考えていたら坂口恭平さんが素敵なタイトルの本を出していました。

すべての仕事には《事務》が必要だ

誰でもできるけど、ちょっとの差の積み重ねが物を言うのもまた事務の奥深さよ。

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