岩沢弟・たかしのオープニング曲12ヶ月分
2019年4月にスタートした岩沢兄弟メルマガが12本目。毎号恒例、岩沢弟・たかしによる時事ネタに合わせたオープニング曲紹介も12曲目です。
というわけで、1年分の曲を振り返ってみたいと思います。
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4月「おジャ魔女カーニバル!!」
“きっと毎日が日曜日 学校の中に遊園地”というパンチライン! 魔法の有無は置いといて、学校は遊園地にもなれるという意識は大事ですね。
5月「青い目の人形」
“わたしは言葉がわからない〜”と歌う人形の孤独が、グローバル化の流れに飲み込まれる私たちの心を写しているのかもしれません。
6月「お弁当箱の唄」(郷ひろし&友美)
「これくらい」とサイズを濁しながらも、なんども「これくらいの」と伝えてくる様子が面白いですよね。それに反して、おかずは詳細で具体的。コミュニケーションの濃度分布が面白い歌なので、歌い継いで行きたい童謡です。
7月「CHANCE」(蓮沼執太 feat. 中村佳穂)
この曲を選んだ時って、「来年の今頃はオリンピックやってるのかぁ」と思ってて。MVの様子に『少し前までは建て替えで空が広くなったようにも感じた東京の街、建築ラッシュで見えるのは青いシートと白いボードで包まれたドットノイズのような街並み。そんな、少し浮き足立った東京を、iPhoneで捉えたMVが印象的』などと形容していました。さて、この状況下で、もう一度、外を自由に出歩けるようになったら、ゆっくりと街を見つめてみたいです。
8月「Toronto Lot」(校庭カメラガールドライ)
齢40を過ぎても、こういう不安定さが夏の夜に込み上げてくるよなぁ。というところで選曲しました。好みは分かれそうだけど、孤独と焦燥が漏れてて好きです。
9月「官能と飽食」(笹川真生)
どこか懐かしいような空想感と虚無感。振り返ると8-9月は、夏バテを奮い立たせる感じの選曲になってますね。
10月「Will You Dance?」(Janis Ian)
台風被害に八千草薫逝去と、ついつい結びつけてしまう曲です。この時期も、日常というのは、簡単に崩れるなぁと思った記憶があります。外出せずに岸辺のアルバムでも観ますかね。
11月「5秒前の午後」(SUPER BUTTER DOG)
災害とか日常とか防災とか考え過ぎた後に「地球最後の日 5秒前の午後」とは何かなんて考えることをやめて、ぼーっとするための選曲。
12月「これだけで十分なのに」(TOCCHI)
ライブ・コンサートの自粛、無観客配信。それでも、音楽は続く。拳を振り上げずとも、戦えるのだという気持ちにさせてくれる曲。
1月 「花笠道中」(ちあきなおみ~美空ひばりものまねショーから)
これは紅白歌合戦「AI美空ひばり」の流れで、選んでみたんですけど、単純に好きなんですよね。お互いに愛が溢れてるので時々見たくなる動画です。
2月「 自動車ショー歌」(小林旭)
「あの娘をペットにしたくって」という衝撃の歌詞からスタートする歌なんですが(メルマガ編集部内でもオススメすべきかの議論あり)、お気楽さの塊みたいな歌い方をする小林旭が「そろそろ止めてもいいコロナ」って歌える日が来ることを願う、オリンピック延期も決まった2020年3月末です。
3月「救われ升」(ポップしなないで)
なんだか『終わりなき日常』が終わり続けているような気分になってくる今日このごろですが、ポップさを忘れずに今月もメルマガをお届けしていきたいと思います。救われるとは何か。
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表現には同時代性が必要で、特に音楽や演劇などパフォーマンスがあるものは、新鮮さも大事だと思っています。曲選びでは、新旧混ざるようにしつつ、その時自分が聞きたい、聞いていたものを選ぶようにはしていますが、なんだか歌詞に引っ張られることが多いのだなぁと振り返ってみて思いました。
*メルマガオープニング曲はプレイリストで全曲聞けます(↓)
(いわさわたかし/岩沢兄弟)
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