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岩沢兄弟の工房にあるものづくり機材(デジタル編)

こんにちは、岩沢兄弟です。千葉市美術館「キメラ遊物園」でも岩沢兄弟の実験室と称して、工具を持ち込んでの作業場を作り上げましたが、そこでも来場したから機材についての質問を受けたこともあり、兄弟が日頃使っている機械のなかから、今回はコンピューターと接続して使うことが多いものを
ピックアップして紹介したいと思います。

工場や研究所などに設置されているようなものまで、兄弟のものづくりのパートナーたちを紹介します。

(デジタル編とは?)
パソコンやスマホを接続してデータ通りの加工をしてくれる機器を紹介します。これによって、何度も同じ加工をしたり、人の手では難しい加工を実現することが出来ます。

1、レーザーカッター

名前:Universal Laser Systems VLS3.60
レーザーカッターは、Illustratorなどの制作データを元にレーザー(熱)でアクリルや、木材、革、生地などを好きな形に彫る、切るなどができるデジタル加工機です。岩沢兄弟が持っているのは、米国のユニバーサル製のものです。

たかし(岩沢兄弟 弟)コメント
加工スピードが早く、思ったものを形にする際に便利です。特に建築模型や家具製作の経験とレーザーカッターの相性は良いので、プロトタイピング製作などでは主役級の活躍をしてくれています。加工できる素材が限られるのが弱点かも。

2、3Dプリンター  

名前:Zortrax M200 Plus
3Dプリンターは、3D CADや3D CGなどの3次元ソフトウェアで作成された3次元データを元に断面形状を積層し、立体造形することができる機器のこと。造形方法はいくつか種類があるんですが、岩沢兄弟が持っている3Dプリンターは、熱溶解積層方式という、専用のフィラメントを溶かして積層していくタイプのものです。

ひとし(岩沢兄弟 兄)コメント
3Dデータまで用意出来ている場合に活躍してくれます。例えば、ものとものを繋ぐときの変換パーツをプロトタイプしてみたり、壊れたパーツを作ったりなど活躍の幅も広いですが、出力に時間が掛かるのが玉にキズ。

3、ガーメントプリンター 

名前:RICOH Ri 100
生地に印刷ができるプリンターで、空間に必要な雑貨を少量からでも作ることが出来ます。

たかし(岩沢兄弟 弟)コメント
Tシャツやサコッシュなどを一点から作れるので、グラフィックデザイナーやイラストレーターなどとのコラボを積極的に進めたいと思っているところ。

4、3Dモデリングマシン

名前:MODELA MDX-50

材料から目的の立体造形を削り出してくれる機械です。ロボットの彫刻家が指示通りに立体を削り出してくれます。
機構は、ゲームセンターにあるクレーンゲームのアームの先にドリルの刃が付いていると想像してもらえると良いかもしれません。今年岩沢兄弟の工房に仲間入りしたばかり。

ひとし(岩沢兄弟 兄)コメント
積層の3Dプリンターより強い物が作れるので、まずは3Dプリンターで作っていた物を、これで切削してみようかなと思っています。

5、UVプリンター

名前:Roland LEF2-200
「UV(紫外線)」を使ってインクを硬化させ材料に定着させるプリンターです。この印刷方式だと、木材や金属、樹脂など硬度の高い素材から、皮などのやわらかい素材まで幅広く印刷することができます。

ひとし(岩沢兄弟 兄)コメント
家具にグラフィックを入れることや、サイン制作などに使っています。レーザーカッターとの併用で、ぐっとクオリティがあがります。

6、3Dスキャナー

名前:Leica BLK360
レーザーを用いて空間をスキャンし3Dデータにする機械です。色々なメーカーから発売されていますが、岩沢兄弟が選んだのは、測量分野で実績があり、建築物のスキャンなどにも多く使われているLeica製の3Dスキャナーです。

たかし(岩沢兄弟 弟)コメント
空間をスキャンし、インテリアプランに活用することで、改装イメージを伝える際にクライアント・工務店などと空間イメージを共有することが出来るようになります。現場を写真で振り返るより何倍も臨場感があって設計に役立ちます。(何か色々と無駄にスキャンしてアーカイブしたら楽しめそう)

以上、岩沢兄弟のものづくりパートナー紹介(デジタル編)でした!現在、これらを設置している岩沢兄弟の工房を一部リニューアル中です。6月末あたりには片付く予定なので、覗いてみたいよという方はご連絡くださいね。お待ちしてます。

岩沢兄弟

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