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:前半:経済と経営の相関性について【2021年最新】

経済と経営と聞くと難しいと感じると思います、実際簡単な事ではないでしょう。「森を見るか木を見るかマクロとミクロ」と良く言われます。私たちが深く関係している会社や個人事業はミクロですね、経済と経営は密接に関係しています。今回はお互いの相関性からどういうふうに経営を考えて行くべきかをお伝えしようと思います。難しいと思わないでください、私なりにシンプルにお伝えしようと思います。

経済と経営の相関関係.001

では始めます、メリークリスマス、ハッピーイースター、プレミアムフライデーは何の日かわかりますか?家族、友達、恋人、同僚と楽しむ日意外に重要な役割があります。

経済と経営の相関関係.002

それは経済を支える日でもあるんです、プレゼントを購入したり、ケーキやスイーツを語りアフター5を楽しんだりと購買、消費が活発になり経済を支えてくれますよね?アメリカにもブラックフライデーがありますよね?祝日作ったりするのも、全ては経済が目的なんです。
これからインフレとデフレというワードがたくさん出てきますが、皆さんは「インフレって何?デフレって何?」と子供に聞かれた時にキチンと答えられますか?少なくとも私は答えられませんでした、これって結構ヤバイと思いませんか?今回は子供に説明できるレベルまでお伝え出来ればと思います。
日本はバブル崩壊後、デフレがずっと続いています。また1995年から20年間GDPの成長率は主要国で最下位です。

経済と経営の相関関係.003

中国なんて凄いですよね?チャイナバブルなんて言われています。世界平均が139%、アメリカは132%、ドイツは低くて30%あります、我が国、日本は-20%です・・・。

経済と経営の相関関係.004

ヨーロッパも上がり、アメリカも上がり続けて、中国には抜かされ行く中、日本は上がるどころか、横ばいからの少しずつ下がってきています。こんな状況です、以前は7%位下がると見込まれていたようですが、今回のコロナで更に下がるのではないでしょうか?

経済と経営の相関関係.005

日本はずっと景気が悪かったです。GDPの成長率も下がっています。過去20年間悪かったです、誰のせいなのか?ここだけは「政府の経済運営の誤り」として理解してください。

経済と経営の相関関係.006

さて、ここからがインフレとデフレの話をします。

経済と経営の相関関係.007

皆んなの欲しいが多い(物が売れる時代)がインフレです、今まで1500円誕生日ケーキが1600円でも1800円でも売れるかな?と価格が上がっていきます、これがインフレです。

経済と経営の相関関係.008

逆にデフレは買ってが多い(物が売れない時代)がデフレです、皆んなが買ってくれないとケーキ屋さんは値引きをしますよね?
もっと簡単にお伝えします。

経済と経営の相関関係.009

うまい棒は10円ですよね?ここを基準としたならば「インフレは物価高」「デフレは物価安」になると覚えると簡単だと思います。インフレだと10円だってうまい棒が15円に上がることで、デフレは5円に下がると覚えて下さい、ただインフレで物価が上がりますが、お金の価値は下がります、何故なら今まで10円の価値があったうまい棒が15円になった事で15円の価値が下がったという訳です、デフレはその逆になります、5円で10円の価値のあるものが買えるので5円の価値が上がった事になります。ここは間違えずに覚えて下さい。

経済と経営の相関関係.010

かなり端折りますが、デフレは景気が悪い、インフレが景気が良いと思っていませんか?もしくはそのように聞いていませんか?実はここに誤りがあるのです、デフレが景気が悪いのはそうでしょうが、インフレが景気が良いと誰が決めたのでしょうか?近くにいませんか?今はインフレだから景気が良いと言っている人。インフレは景気が良いとは限りません。実はここにはカラクリがあります。

経済と経営の相関関係.011

まずはデフレは物が売れないなら、例えばコンビニオーナーなら開店時間を短くすれば良いんじゃない?従業員やアルバイトの就業時間を減らせば良いんじゃない?事業規模を縮小しますよね?そうする事で会社の利益が残るからいんじゃないと思いきや、それに寄って皆んなの所得が下がり、欲しい物が買えず消費が少なくなり、結局、誰も買ってくれないから、会社やお店の収益が縮小してしまう、悪循環が起こる、これがデフレスパイラルですね?

経済と経営の相関関係.012

デフレが景気が悪い事は皆んな理解しています、ここはちょっとしたジャブです。本題はここから、インフレには「良いインフレ」と「悪いインフレ」があります。

経済と経営の相関関係.013

その前にデフレが続くと国は何をするでしょうか?ETF(簡単に言うと上場企業225社選抜メンバーの株)を日本が金融政策として株を購入します。株を購入するとどうなるか?

経済と経営の相関関係.014

企業な株を買うとどうなるか?株式会社なので株を買うと企業の価値が上がり、それが着火剤となり、企業は所得を上げ、そうなると消費が上がり物が売れ、企業の収益が上がり、生産は進む、この一連の流れが周り出したら国が引き上げても元通りになるという施策です。でも・・・

経済と経営の相関関係.015

ここで2つ間違いを起こしました。1つ目が給料が上がりませんでした、よく言われている「失われた30年」日本の給料水準は上がっていません。2つ目が何故かこのタイミングで消費税を上げてしまった事もそうです。

経済と経営の相関関係.016

そもそも何で国はETFを買い続けるのか?企業の株を買っても給料が増えないのであれば意味がないじゃないか!私たちに直接、お金を配ってくれと思いませんか?でも今までも国は私たちにお金を振り込んだり、配ったりしていましたよね?覚えていませんか?私たちの銀行口座に直接数万円の振り込みがあった時期もあります。これが俗に言うヘリコプターマネーです。

経済と経営の相関関係.017

それでも景気が変わらなかったらから、ETFを買い続けているんです。景気はとてもシンプルで人の気持ちで左右されます。いける!とみんなが思えば株価も上がるし、ダメだと思えば株価は下がります、これは事実です。みんな将来に不安がなければ、どんどん投資もするし物を買って消費します、でも明日がどうなるかわからない状態ではお金は使いませんよね?不安だからこそお金を使わず貯金をしませんか?だから国がいくら私たちにお金を配っても使わずに家のタンス貯金になるのです。

経済と経営の相関関係.018

ちなみに日本のタンス貯金の金額は30兆とも80兆とも言われています。
ここまでが経済の話です、ここからが、どう言うふうに経営に関わっていくか少しずつシフトしていきます。

経済と経営の相関関係.019

まずデフレはお金の価値が上がる事でしたよね?物価が下がるけど、お金の価値は上がっていきます。以前はビールが500円で売っていたのに、今回のコロナでお客様がいなくなって300円で売るようになってしまいました。ここで思いませんか?300円でビールが買えるなら逆にラッキーと思いませんか?しかし、この状態は

経済と経営の相関関係.020

大問題なんです、ご存知でしょうか?93%のお金がパソコンやスマホ上のデジタルお金何です、逆にわずか7%しか現金が世の中に回っていません。93%のお金は投資とか住宅の大きい買い物で世の中を回っていて、私たちがスーパー等で買い物している時に使っているお金は7%だけなんです。では私たちは家を買う時(大きい買い物をする時)はどうしますか?お金を借りませんか?ここで問題が起こってしまうんです。

経済と経営の相関関係.021

銀行から借金をすると利息を銀行に返済をしなければなりません。しかしデフレ時はお金の価値が上がっているので(うまい棒10円が5円で買える)ので利息が割高に感じてしまいます。そうなると、早く借金を返した、大きい買い物をしたくないという気持ちが生まれますよね?寄って大きい買い物をしなくなります。そうなると

経済と経営の相関関係.022

金利が下がっていきます。だって銀行は借りて欲しいけど、こっちは借りたくない人が多いからです。これがデフレです。

ここでおさらいです。

経済と経営の相関関係.023

覚えていますか?

ここまで理解してこれからインフレ辺に突入です。

経済と経営の相関関係.024

少し長くなりましたので、ここからは後半戦にします、お楽しみに。


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