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:後半:経済と経営の相関性について【2021年最新】

では前回の続きです。

GOODインフレとは何でしょう?

経済と経営の相関関係.025

売上が上がって企業が潤い、それによって従業員の所得が上がって、消費もされて、企業の収益も上がる好循環これが良いインフレですよね。

では悪いインフレは何でしょう?

経済と経営の相関関係.026

景気が悪くなるんじゃないか?景気が良すぎるんじゃないか?(バブル?)です。これが良くないインフレです。

経済と経営の相関関係.027

ではBADインフレですが、こちらが要因とされてます。
・投資/需要以外で物価が上がる
・国内で賄えるBADインフレ
・過度な需要が発生する
どれもが何言っているか、いまいち分かりづらいですよね?
ひとつづつ説明いたします。

経済と経営の相関関係.028

買うという行為、投資という行為以外で物価が上がる事です。前半ではみんなが欲しい!と購入したら物価が上がるとお伝えしましたよね?今回はそれ以外が要因です、例えば石油です「石油が枯渇しそうです!」となるとプラスチックの価格が上がり、ペットボトルとかプラスチックトレイの価格が上がりますよね?ガソリン代も上がります、バッタもそうですよね?バッタが大量発生して畑を食い散らかす事件が増えていますよね?、そうなると食料品の価格も上がっていきます。これは、私たちの給料が上がっていないのに物価が上がっています。これはBADインフレです。

経済と経営の相関関係.029

収入が上がっていないで、物価が高騰している状況です、これはデフレに直行するインフレと言えます。でもここにも更に海外と国内の需要と供給で条件が変わっていきます。

経済と経営の相関関係.030

例えば海外でバッタがとうもろこしを食い荒らしました!でもそれは日本国内で十分に賄える時には、国内の需要が上がるから良いですよね?例えば中国産ウナギが100円で売っていて国産ウナギが200円でした、急に中国産ウナギが獲れなくなって国産ウナギが300円になりました、しかしこれは良いですよね?みんな国産ウナギを買う訳ですから。でも石油の場合は日本では採れませんよね?石油がなくなるとデフレ直行です、なので石油の動向を見ておきましょうと言われている訳です。

次にBADインフレは

経済と経営の相関関係.031

過度な需要が発生した場合です、例えば一人の対して一件の家を売る場合には適正な価格で売れますが、一件の家を大勢の人が欲しい場合はこの家の価格がドンドン上がっていきますよね?そうするといつかバブルは弾けてしまいます。

ではここでおさらいです。

経済と経営の相関関係.032

わかりますか?このようにインフレには2種類のインフレがあります。

今回は経済と経営の話ですが、何が経営と関係するかわかりましたか?大いに関係があります。今回のコロナの件でも多くの人が自殺してます、以前のリーマンショックの時もそうでした。経済は経営の直結するお隣さんです。

経済と経営の相関関係.034

ここでアメリカの事例を元にお伝えしようと思います。ITバブルの崩壊がありました、また同時多発テロの時に景気は下向きになりました、そこでアメリカ政府は低金利政策を打ち出して、みんなドンドンお金を借りて経済は活性化させてこの危機を乗り切ろうじゃないか!と音頭をとりました。その波に乗って不動産業も立ち上がりました。

経済と経営の相関関係.035

金利がタダ同然で借りれるのか?であればドンドン不動産を回していこう!これで一気に活性化しました、でもこれってお金持ちにしか出来ない行動ですよね?だって家の価格は高いですから、貧乏人には買えません。そんな最中の出来事です。
よくサッカーでレギュラーのメンバーの事を「スタメン」と呼び生ますよね?それに対して「スタメン」にまで力が達していない人を「サブ」と呼ぶますよね?

経済と経営の相関関係.036

ここでは「サブ」を貧乏な人、お金を貸しても返済能力のない人を指します。貧乏な人も、家が欲しいと銀行にローンの申請をしますが、銀行側も高い金利なら貸してあげるよという話で進んでいきます、今も変わりませんよね?金利が優遇される人とされない人がいます。過激に言うなら、貸してはいけない人にな金利は高く設定されます。

経済と経営の相関関係.037

消費者金融が良い例ですよね、貸してはいけない人には年利18%でお金貸していきます。

経済と経営の相関関係.038

そう銀行にはリスクがあまりないんです、だって家を買うためにお金を貸しても高金利で帰ってくるし、飛んでしまっても不動産価格が上がっているから担保として、その家を抑えればいんです。そうなると銀行にとっては、

経済と経営の相関関係.039

高金利が取れて、低リスクな投資商材となる訳です。投資家にとっては光って見える事でしょう。
でもここで一つ注意点でがあります、初めに謝ります「ごめんさい!」世の中には3種類の信じてはいけない職業の方がいます。
・証券マン
・銀行マン
・不動産屋さん(投資)
気を悪くさせてしまったら申し訳ありません、しかしこれは歴史が物語っているんです。

経済と経営の相関関係.040

ちょっと前にも説明した通り、銀行はリスクをとりません、何故なら貸してはいけない人に高金利で貸す為の資金を債券にしてファンドに売りそのファンドは債券や株式や、不動産の投資商材が色々入ったパックにして投資家に紹介していきます。投資家にとっては低リスクでハイリターンの商品があれば投資家にとってはピカピカの商材なのでドンドン買うぞ!となる訳です。

経済と経営の相関関係.041

でもパックになっているから、それがサブプライムローンが入っているとは気がついてないんです、ドンドン売れて銀行もドンドン貸し付けるようになっていきます。でも、そうするとドンドン不動産の価格も上がっていきます。ここで問題が起こります、借り手側も気がつき始めます。これじゃ、高くて自分では家を買う事ができないと、

経済と経営の相関関係.042

そうすると、今まで売れていた家が売れない訳ですから、不動産価格が下がっていきます。今までお金を注ぎ込んでいた投資家も不安になります。そんなこんなで、建ててた家やビルが売れなくなって、勿論投資家も手を引きますから、

経済と経営の相関関係.043

住宅価格が下がり、投資家は色んな株も債券入ってパック化していた商材も手放していったので、一気に世界的株安になっていきました。超簡単ですが、リーマンショックのお話しでした。
このように経済と経営は密接な関係があります。

経済と経営の相関関係.044

事業をやっていくにあたって、経済の動向って怖いですよね?私たちは事業をするのにあたって、その国がどんな風に進んでいるのか?その中で私たちは、どう立ち振舞っていくのか?ゴールから逆算していく事が求められているのです。それを俗にマイルストーンの把握と言います。

経済と経営の相関関係.045

日本ではオンライン広告の総金額ががマス広告に総金額を抜きました。オンライン広告はfacebook広告に代表されるインターネット上の広告でマス広告はテレビCMに代表される、以前からあった広告です。
これを踏まえて問題です。

経済と経営の相関関係.046

日本でオンライン広告が好調だから、まだマス広告の方が強い東南アジアに行ってオンライン広告会社を起業すれば当たるんじゃないか?いかがですか?どう考えますか?既に日本からもサイバーエイジェントの系列会社などがフィリピンで起業しています。勿論、いずれかはオンライン広告はオフライン広告を追い越すでしょう、その国の状況を細かく見ていくと、この勝負は長期戦になると考えられます。それはなぜか?それはかなりのハードルがあると考えられるからです。

経済と経営の相関関係.047

オンライン広告の多くは、そこから直接商品(サービス)の購入を促すものが多くありますよね?逆に実店舗を持たなくても良いのが売りでもあります。それを踏まえてお伝えすると、まずはクレジットカードを持つための信用情報を調査できる環境が整っていないので、そもそもクレジットカードが普及しない、年中渋滞、そもそもAmazonも進出していない、所謂テレビショッピングの文化すらない。物を運ぶにあたって保証会社の整備もまだ、途中で物が紛失した場合の保証はどうなるのか?EC業者の普及、先程もお伝えしたようにAmazonすら来てないので誰がやるの?今現在、現地にいるマーケターがこれからはオンラインにシフトさせるノウハウがあるのか?これらの課題が全部、来年にクリアできるのか?難しそうですよね?

この考え方を踏まえて、次の質問です。

経済と経営の相関関係.048

日本は少子高齢化でドンドン経済が衰退化する一方です。その中で活性化するビジネスは何が考えられるでしょうか?
お葬式、遺品整理、介護、色々ありますね。

経済と経営の相関関係.049

少子高齢化まずは労働人口がまず減っていきます、そして老人の孤独死も増えるでしょう。こんな状況になるのを分かっている日本はこのような状況をどう打破しようといますか?まずある程度の外国人に対しての労働条件のハードルを下げました。なので私たちがで海外でできる事業としては日本語学校の設立をして日本語を覚えさせて日本に労働力として送る事とか、当たり前ですが、少子高齢化なので老人がドンドン増えますよ、中には子供のいない老人も多くいます、介護と共に遺品整理の事業も活発になるのではないでしょうか?経済をよく見るとビジネスチャンスがある事がわかると思います。

経済と経営の相関関係.050

現在のように経済の低下が起こっている状態だと、お客様の心理が変わっていきます。それは何かというと、将来の見通しが明るい状態だと不動産の値上がりも期待できて、景気も良い!時はギャンブル的な消費行動が多く見受けられますが、経済が低下している中では、ギャンブル消費をしません。

経済と経営の相関関係.051

私たちはギャンブル消費がしにくい時代を生きています。ただでさえ少子高齢化で未来への見通しが暗いのに、コロナ問題で不安心理が加速しています。こんな時にギャンブル消費をしますか?しませんよね?だからこそ、一括でお金を使わせないでサブスクの施策が求められています。逆の東南アジアではサブスクの施策はできませんね?
そして、購入前に「確信の獲得」ですが、これはギャンブルをしないので購入する前に「これなら買っても問題がない」と確信を得る施策「無料キャンペーン」がそうですよね?
次が安売り市場から抜け出すですが、景気が悪い今、周りは値下げ合戦を繰り広げていますが、そうならない施策が求めらます。

経済と経営の相関関係.052

今は商品を売るから体験を売る思考に変わらなければなりません、この体験が出来るなら、この商品を購入するというサービス設計です。

経済と経営の相関関係.053

バブルの時にサブスクなんてやってはいけませんよ、だってみんな一括で買ってくれるんだから、私たちは経済状況の把握をする事によって、消費者心理を理解しつつも、未来の把握して、それぞれの事業計画を立て、その事業の方向性に繋げていかなければなりません。このように経済と経営は密接な関係性を保っている事がわかったと思います。長くなりましたが、今回はこれで終わります。次回をお楽しみに。


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