●1/3●事業計画書を作ってみよう【2021年最新】
今回は事業計画書を作っていこうと思います。会社の中で新規事業を作る時は勿論の事、起業するに当たっても事業計画書は必要です。投資家からお金を投資してもらう時も銀行に融資をお願いする時も、店舗を借りる時も仲間を募る時も、ビジネスには事業計画書は必要です。
事業計画書を作る前には準備が必要です。
世の中に対する「不」は何なんのか?何が「原因」でその「不」が起こっているのかを考えなければ行けません。何が「原因」なのか?「要因」ではなく原因です。
この「原因」と「要因」をごちゃにしてしまってはいけません。
「要因」に対してビジネスを考えると、何だかズレが生じてしまいます。
もの事には因果関係があります。
例えば、雨に日に100人の方がスリップ事故の為、命を落としているとします。
逆に晴れに日は50人しかスリップ事故で命を落としていません。
こんな時に雨が「原因」で追突やスリップ事故が起こって交通事故が起こると考えていませんか?
でも雨が原因でスリップ事故が増えるのは因果関係が成立しません。
それは何故かと言うと、雨が降っていても晴れていてもスリップや追突事故が起こっているからです。
この因果関係をしっかり理解することがロジックツリーと言います。
どう言う事かを説明すると、「結果・要因・原因」の順番に考えるという事なんです。
まず事故が起こるという結果があります。
この事故の要因(理由)は何で起こっているのでしょうか?
追突したりスリップしたりして事故が起こってます。
その追突やスリップ事故は何が原因で起こっていると考えられるでしょうか?
追突事故の原因は視野が悪くて事故が起こりますよ、運転中の不注意で事故が起こりますよと、これでスッキリしませんか?追突事故を抑止する為の具体的な施策としては、その原因えある、視野の悪さ等の原因を改善する事によって初めて考えられます。
このように、解決したい「不」の要因は、何だったのか?
そして、その原因は何なのか?
そこで、やっとその原因を解決する施策(事業)が考えられます。
その施策(事業)に対して、投資や融資をしてもらうのです。
では事業計画書に必要な項目を並べて行きましょう。
・課題定義
・課題の要素分解
・課題細分要素の原因
・各要素に対しての解決策
まず事業を立てるにも3つの段階に分かれます。
・シード・・・まだ形になっていないもの
・スプラウト・・・少し形が出来ているもの
・フラワー・・・形が出来ていてあとは水を撒けば花が咲く事
それぞれの段階に分けてどのような活動をして行くかが変わって行きます。
まずは、それぞれの段階に分けて進めていかないと、自分の考えが夢物語で終わってしまう事があります。
まずは足元を見て出来ることから潰して行こうよと言うことです。
シードの段階ではコストをかけないでリサーチを行い、スプラウトの段階で市場の調査や対面でのヒアリングをする、フラワーの段階は小さい市場に完成形のものを世に送り出すので、ガッ!と投資をしてもらう段階になります。
こうやって一つ一つ分けるからこそ、自分がもしくは仲間とまずは、これをやろう
次はこれをやろうとなっていくわけです。
まずはシードの段階では顧客ニーズ、ビジネスモデル、競争戦略を考えます、というよりもこれ以外を考えずにこれに没頭していってください。
私たちはシードの段階から始めるので、まずはコストの掛からない事から仮説立てて行きましょう。
ここに参考として実際にフィリピンでヘルスケアのブランディング支援事業を起こした方の資料を元に話を進めさせて頂きます。
初めの段階はシードなので、まずはシードの事だけを考え1つ1つ、解決して行くしかありません、逆にこのこと意外は考えない位の意識でいます。
全ての事を箇条書きにして、机の前に貼り、何を聞かれても答えられるようにする、何をやるべきかを明確にします。
事業計画書を書いて行くわけですが、この順番を意識して進めて行きましょう。
解決すべき課題は何か、その課題を解決するサービスは何か?そして、そのサービスはどうやって育てて行くかです。
この1つ1つの項目を埋めていって、この順番にプレゼンして行きます。
でもね、眠くなるプレゼンってありませんか?話し方も含めてプレゼンです。
いかにして、会社から予算をとるか?投資家から投資してもらえるか、プレゼン書類と共に伝え方の極意は、この後の第2部でお伝えします。お楽しみに。
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