『えーーい！忖度なく、言ってしまえ』 【演技力を高める勉強会in大阪】を終えて・・・。

記事を読んでくださってありがとうございます。

俳優・アクティングコーチの松﨑です。

先週の日曜日に大阪で小柳プロデューサー主催（@tmbox_tom）『演技力を高める勉強会 in大阪』が開催され、講師として参加させていただきました！

大阪という大都市とはいえ、初めての東京以外での開催。
いったい、どんなトレーニングになるか？どんな俳優の方々にお会いできるのか？
とても楽しみでした・・・。

午前は小柳プロデューサーの座学
午後はアクティングトレーニング

というカタチで進行しましたが、とても効率的でした。

ご参加いただいた皆様、ありがとうございました！！

終了後、何名もの方がTwitterにて感想を書いてくださっていました。
すでに小柳さんがそのほとんどをご紹介してくださっているので、私はDMで個人的に頂いたものの一部をご本人たちの了承を頂いたうえでご紹介します。

こう言ったメッセージをいただいて、大阪に行ってよかったなぁと心から思っています。

だからこそ、ちょうど1週間が経ったので私なりのアフターケアとして当日感じたことや、お伝えしたいことを忖度なしにきちんと書こうと思います・・・。

１.  意識は【自分】で変えられる

まず、私が最初にお話ししたのは・・・

『仕事量は関係なく、自分はプロの俳優だと言える人は手を挙げてください』

という問いかけ。
実際、20数名の参加者のうち手を挙げたのは1名でした。
これはちょっと【 残念 其の1 】でしたね。

数人に理由を伺うと・・・
『プロと自信を持っていえる程、現場に行ってない』
『実際、ほとんど俳優としての収入がない』
『正直に言うと、自信持って言えるほど努力してない』

こんな意見が出ました。

こんな風に思っている俳優をキャスティングする側は選びますか？
こんな風に思うのは作品にも他のスタッフの方にも失礼だと思いません？（苦笑）

いいじゃないですかっっ、言っちゃえばーー！！
趣味でやっているわけじゃないなら、誰に迷惑かけるわけでもないんですから。（笑）
言っちゃえ！
言っちゃえ！

意識を変えることなんて、1秒後その瞬間に自分で変えられます。
しかも無料（タダ）です。www

この仕事は仕事が多くて忙しい時もあれば、暇な時もあります。
そんなもんです。
だからこそ、いい意味で開き直った者勝ち！

まず最初にやれることです。

さっ！！
今から言いましょう。

2 .  経験の有無に関係なく誰でも同じようにできることは？

今回のトレーニングでは、台本を使ったシーンワークは行わず、その代わりにいくつかのアクティングエクササイズを行ったあと、最後に短いセンテンスのセリフを使ったエクササイズをやりました。

確かに少し複雑なものでしたが、２週間前にお送りしたにも関わらず完璧にセリフが入っている方がいなかったのはショックで、【 残念 其の２ 】でした。（苦笑）

どんなに有名なハリウッド俳優でも、俳優としての収入が全く無い俳優でも、同じようにできるのはセリフを入れる（覚える）ことです。

セリフが入っていないと、次のセリフが気になるという自意識が働いて相手に集中出来なくなります。

それではいくらコーチングをされても修正できません。

もう一度その重要性を感じてみてください！！

３.  俳優としてやるべきことの最優先

ある意味、今から書くことが一番印象に残ったことかもしれません。

それは・・・【俳優としてやるべきことの優先順位】

最後の質疑応答にて・・・。

『どこに行けばプロデューサーに会えますか？』
『どんなプロフィールが印象に残りますか？』
『オーディションで受かる秘策は？』

皆さんから出た、大まかな質問でした。

それを聞いていて、ものすごい違和感がありました。
『あれ？皆さんから【演技】に関しての質問がほとんどないなぁ』と。

もしかしたら、聞くことがないくらい私のワークが不甲斐ないものだったのかもしれませんが。（だとしたら、ごめんなさい。😅）

大阪で活動しているため、東京よりも案件やオーディションの情報が少ないことやフリーで活動している方が多かったので、『なんとか仕事を掴みたい！』という思いがあるのは重々分かります。（自分がプロだと自信もって言える人がいなかったこととは矛盾しますが・・・。苦笑）

確かにマネージャーがついていない俳優は自分のことを売り込まなくてはいけませんから、仕事を獲る熱意や術も必要です。
・・・しかし、本当にそれが俳優としての優先事項でしょうか？

最後まで黙っていようかと思いましたが、これはお伝えするべきかなぁと思って最後にお話ししました。

さっ！
発想を変えましょう！！！

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４.  俳優は職人  〜どうせやるなら、客単価30,000円以上の寿司屋を目指す〜

俳優は演じる職人です。

誰にでも出来そうで出来ない特殊技術を持つ職人です。
だからこそ、日々鍛錬を重ね演技のスキルを磨くことが俳優の優先事項じゃないでしょうか？

考えてみてください！

あなたは一見のお寿司屋さんに入りました。
そのお店の大将は寿司を握るスキルがなく、どうしたら客が来るか経営手段しか考えてないようなお店にもう一度、寿司を食べに行こうと思いますか？

逆に言えば、本当に美味しくて感動するようなお寿司を握るお店の方が再訪しようと思いますよね？

確かに今の回転寿司は美味しいです！
コスパも素晴らしいし、味も美味しいです！
でもどうせやるなら客単価30,000円以上の、一生に数回しか行けないようなお客様に忘れられない感動を与えられるお寿司屋を目指しませんか？

プロ野球選手はプロになってからこそ、良い成績を残すためにより素振りや投げ込みをたくさんします。
職人だからこそ、鍛錬が必要ということですよね。

圧倒的な演技力があれば、監督やプロデューサーの目に留まる確率は上がります。
結果、仕事に繋がる確率も上がります。

営業力よりもスキルをまず上げましょう！

理想論かもしれませんが、一番忘れてはいけないことだと私は思います。

５.  今回のまとめ

今回の【演技力を上げる勉強会 in大阪】のアフターケアとして、忖度なしにお伝えしたいことを書かせていただいた理由は、ご参加いただいた皆さんが個性豊かで素敵な俳優さんが多かったからです。

それ故、生意気な言い方をさせていただければ・・・『もったいない！！』と思いました。

発想を変えれば、確実にもっと上のステージに行ける！！

小柳さんのnoteの記事にもありました。
【行動】しましょう。
具体的に動くことで具体的な答えが出ます。

他の人より多く知識と技術を掴んだ人の勝ちです！！

先日のトレーニングをさらに積み重ねるためにも、再度復習して次はシーンワークができたらいいなぁと思ってます。
どのくらい希望者がいらっしゃるかな〜？

また大阪の皆さんで呼んでください！（笑）

実現したらいいな！！

６.  最後に・・・

『頑張りましょう！！』

私もこの記事を書いた以上、皆さんに負けないように今まで以上に鍛錬・行動します！！