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ぼくのアウディ歴

どこの家庭も年末恒例だと思うが、例に漏れずうちでも家の大掃除をやっている。窓拭き、網戸を洗って、床に雑巾をかけて、あとは自分の書斎を残すのみ、、というところまで来た。今年は息子が文句を言いながらも手伝ってくれたので少しは負担が軽くなった気がする。

もう一つ年末の区切りとして、この年末で3年リースが満期を迎える愛車アウディのQ2をディーラーに引き渡してきた。

アウディとの付き合いも、3年毎に乗り換えて3台目だったので、気が付けば9年ということになる。担当の営業マンは今年で店長になった。

最初の一台がA3のスポーツバックだった。はじめてのドイツ車、憧れのドイツ車だ。ぼくが若い頃はバブルの残り香も僅かながら残る頃で、すでに高級外車のステータスは確固たるものとなっていた。ぼくは稼ぎも少なかったし、ドイツ車なんて夢のまた夢のような存在。親しい友人は20歳そこそこでBMWを乗りまわしていたが、それを羨ましく見ていた。

そんな自分がドイツ車に乗れるようになるなんて、、納車した後は嬉しくて、一人で運転席に座って思い浸ることもしばしば。

ドイツ御三家と呼ばれるベンツ、BMW、アウディとあって、なぜ、アウディだったか。予算の都合は大きかったが、自宅のお隣がBMWで被るのもちょっとなんだしな、という考えもあった。そのうえで、いろいろ乗り比べてアウディに落ち着いたのだった。

アクセルを踏み込んだときの軽快な加速、少し重いステアリングにはゴリゴリっとした路面の感触が伝わってくる。黒が基調の内装の質感は高い。その割に安くて、コストパフォーマンスの高さに驚いたことを覚えている。A3はアウディの中でエントリーモデルという位置付けだと思うが、それにしてはできすぎだと思う。じつは、いま、Q2の次の車の納車が年内に間に合わなくて代車を借りているのだけれど、それがA3の最新モデルで、面白いモノで、あのときのフィーリングと記憶がいろいろと蘇ってきたのだった。それだけ、モデルごとのコンセプトに忠実にキャラクターを作り上げているということなのだろう。

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A3 Sportback。無難に外装白、内装黒のレザー。サンルーフのオプションを選ぶと黒の面積が増えてクール。

A3の次はSUVブームもあって、Q3に乗った。排気量の小さいモデルだったこともあるとは思うが、走りはA3の方が良かったか。ステアリングも軽めで全体として上品にまとまっている印象。しかしながら、ブラウンの外装にブラウンのレザーシート、それに、サンルーフというルックスにはうっとりした。家族からも高評価で、皆声を揃えてQ3が一番良かったと言っている。

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Q3。ブラウンの外装に内装もブラウンのレザーでコーディネートした。

Q3の次が悩ましかった。SUV路線は継続の方向で考えていたのだけれどQ5は予算的にも大幅アップだし、車庫の狭い我が家にとってこれ以上大きくなるのはどうなんだ、という思いもあり、また、Q3からまたQ3に乗り換えるというのもなんだし、そういうわけで、当時デビュー間もなかったQ2に落ち着いた。

正直、内装の質感はQ3のしっとりとした雰囲気が気に入っていただけに、Q2の無機質な感じにしばらく慣れなかったし、走りも排気量が1.2リットルターボで少し物足りなさがあった。しかし、全体的に若々しい印象のデザインはそれなりに気に入っていた。ナノグレーの外装に、グレーのレザーシート、サンルーフ、後部座席のピラーのところを光沢のある黒に塗装してもらうというカスタム仕様もなかなかクールだったと思う。アウディの売りの一つでもあるが、自動運転や液晶パネルによるダッシュボードなど、最先端の装備は触っていて最後まで楽しかった。人々が車に求める価値が少しずつ変化しているのだなぁ。

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Q2の良い写真がでてこなくてこまった。右の2台は関係ない。外装はグレー、内装は薄いグレーのレザーでコーディネート。

さて、いよいよQ2の後継の話だが、また、Q3に戻ることにした。ちょうど、今年の秋頃にフルモデルチェンジがあって、良いタイミングだったし、先代のQ3も気に入っていたし、というのが理由。実車を見ないで発注。どんな感じになるか、今から年明けの納車が楽しみ。納車したら、また、この場で報告したい。

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