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4本足の蟹🦀

こんにちは、いわんです。

タイトルってすごい重要ですよね。

僕は普段短い文章を書くときには、内容よりもむしろタイトルに気を張るんです。

これはもっと色んな人に見て欲しい!とか過激なタイトルで釣りたい!とかそういうんではないんですよ。
100%の自己満足というか、ただ純粋に名前のないものに名前をつけるのが好きなんですよね。笑



名前っていうのは本当に美しいもので、内容とぴったりあう名前でも、全くそぐわない名前でも名前がついた時点でその名前と内容の中に文脈が生まれるんです。

普通は内容や意味が先にあって、それに名前がつく。
そう考える人が多いと思うんです。
自然界には実際に可愛い四足歩行の生き物が実際に存在していて、それに"hund"とだったり、"dog"だったり"イヌ"と名付けたりするわけです。

こういった話は認知が先か実存が先かという哲学上の諸問題につながるので深掘りはやめておきます。笑

しかし、目に見えないものや概念、例えば散文ってのはもっと自由で名前をつけたものに内容や意味を与えることが簡単にできるんですよ。

嘘から誠を簡単に作り出せるというか、実際に目に見えないのだからめちゃくちゃ適当でいいと言うか、、。
そういう自由さがあるから、タイトルをつけるのが好きなのかもしれない。(こういった理由で意味のない嘘をつくのも大好き)

4本足の蟹。🦀

こんな生物普通いないですよね。笑

でもこれを比喩として、元々横方向にしか進めない不器用な人間を、蟹としてその人間がついに横方向にすら進めなくなった不自由な状況に陥ったことを例えたする。

そうすれば、それはとても詩的で美しいモノだと思うんです。

蟹は普通足は8本ですが、この蟹はどうして足を失ったのか失った足はいつか戻るのかそんな今まで後付けで追及してみるともっともっと面白くなりますよね笑


創作の原点ってこういうところにある気がして、少し嬉しい気分になった昼下がりでした。

今度4本足の蟹、空想の中でも磯辺でも探してみようかと思います。

いわん 2022/09/08

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