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アイデア/星野源でのワンムーヴを解説する

どうも、イワネスインセインです。先日行われたダブルダッチの新人大会"DOUBLE DUTCH FRESHERS FESTA"ことDDFFで審査員をさせて頂きました。ダブルダッチを始めたばかりの人たちが一堂に会してそれぞれのパフォーマンスを披露するわけですが、どれも爽やかでハートウォーミングなイベントでした!

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素晴らしい写真だ。

そして、我々ジャッジメントは、それぞれがジャッジ足ることを証明すべく”ジャッジムーヴ”を披露します。今回の自分(ともう1人)によるムーヴは、正直かなり気に入っていてかつ評判も良かったので、せっかくなんで色々と細かく解説していこうと思います。とりあえずまだ見ていない人はこれ見てチョ!

(サムネ変な感じになっちゃってる......)

・まずは曲のチョイスの理由から

2018年の夏から秋にかけて、理由や背景は忘れたけどこの曲を偶然YouTubeで発見したところから始まった。僕の中での星野源のイメージは"恋”で止まっていたので、こんな音楽するんや!って驚いたのを覚えている。で、さらに時が過ぎてツイッターか何かでこちらの曲の二番がJUKEなのを知る。


この曲自体は朝ドラ「半分、青い」で使われていて、結構ヒットしていたのでなんとなく聞いたことはあったけど、あくまでテレビで流れているのを聞き流す程度だった。でも二番を聴いた時に衝撃が走った。朝ドラのテーマ曲で、二番とはいえこんなガッツリMPC使ってJUKEするんだと。ちなみにここでSTUTUSを知りました。でもまあその時はこのBPMは自分はまだ無理だし、そもそも遅い部分も難しなと諦めていて、いつかどこかで跳べたらいいなくらいに思っていた。これがたしか2018年の秋。その頃はまだ各種サブスクに星野源が無くて、聴くためにいちいちYouTubeを開いていた気がする。で、時は流れて2021年3月末。DDFFで審査員をしてくれと依頼が来る。そこでジャッジムーヴとして、今をトキメク学生とペアでワンムーブすることに。僕のお相手は凛という女。彼女は遅めのBPMを得意としていた。これってつまり、凜に遅いところを跳ばせて僕が速くて美味しいところを掻っ攫っちゃえばいいんじゃないの!ということでこの曲にしました。って書いたら簡単だけどももう少し紆余曲折あった気がする。


・没にした曲たち

この曲を使う案もあった。これは彼女の所属するチームが昨年の学生ので優勝した時にソロパートに使っていた曲。彼女たちのショーの曲の編集は自分が担当したので、選ぶ理由としては充分だったのだが、まあなんとなくやめた。身内ノリって感じがしそうだし。


あとはこれもか。昨年のDDFFもジャッジの依頼が来ていたのだが、残念ながらコロナウイルスの影響で中止となってしまった。もし開催されていたら凜じゃない別の学生とこの曲でジャッジムーヴをする予定だったのだ。既に頭の中には完璧な構成が出来上がっていたので、それを形にするだけだったのだが、凛ちゃんNGが出ました。残念。


・ムーブの内容

で、ムーブの内容ね。さっきも言った通り、二番に心惹かれていたのでイントロからすぐそこにつながるように編集した。ちなみにイントロから歌詞の入りでブレーキングしているのは、切り替わりを陽から陰の切り替わりを分かりやすくしたかったからです。

まず最初は2人でエントリー。これはソロの連続じゃなくて2人で魅せるムーヴだよってのを見ている人に感じさせたかったから。2人で簡単な動きを1×8合わせたあと、僕1人に。正直ここの1人のパートはあまり上手くいかなかった。この後の凜のパートを際立たせる為にもそこまで目立つ必要はなかったのだが、それにしても緩すぎる。ターンがブレている、最後のフローが全く繋がっていない、歌詞を口ずさめていないなど色々気になる。自身の無さが露呈している。自信のないパートだからこそもう少ししっかり作り込むべきだった。特にターンに関しては、練習の段階では割と綺麗めに刺せていたので反省。リハでミスったから、本番ではミスらないようかなり守ってしまったのもある。なんにせよ悔しい〜〜〜〜〜〜。

次の凜のソロに関してはまあ彼女の匙加減なんで解説はなしですネ。わかんないもん。ただ途中のチーンの音ハメは結構好き。あとまあちゃんと振りを決めているのもあると思うんだけど完成度は高かったと思います。とりあえず自分で解説してくれるらしいので期待。

してくれてた。しないと思ってたからウケるな。読んでみてね。

クラップが入ってBPMが早くなる。そこで再び合流。すぐに凜は抜けて僕は速くなったロープの中で特に何もせず跳ぶ。ここは結構楽しかったから気に入っている。にこやかに出来たナ。そしてまた再び合流。ここの凜の入り方には一応意味があってですね。この速いロープにいきなり入るのは安定しないのと、次のムーブへの勢いをつける為に流れを止めたかったのです。メリハリだわさ。本当は回っているロープを掴んで欲しかったんだけど、流石に無駄なリスクな気がしたので今の形になりました。ちなみに『中指を』という歌詞は取りませんでした。ピースな感じにしたいからね。でも、そこの部分に関しては中指を立てずに、でも『中指を』という歌詞をうまく表現するいい具合の落とし所が見つけられなかったのが悔やまれる。

そしてサビ。ぶっちゃけここはかなり苦戦しました。凛は最初のところ、僕は三連のところ。あんまり大きな声で言わないで欲しいんだけど、どっちもちょっと誤魔化してます。ま、難しいしこれくらいは目をつぶって欲しいな。とにかくサビ入りで分かりやすい盛り上がりを作れたのはとても気持ちよかったです。そこからも僕のソロの鬼三連もなんとか決まって良かった。まあここも脚の出し方とか文句の付けようはいくらでもあるけれど、とにかくミスらず踏みたいタイミングにステップを踏むことが出来たのでギリ及第点としましょう。その後の歌を歌おうのところ、湧いているオーディエンスが良く見えて気持ちよかったナ。ちなみにこのムーヴは我らがDye you in my hueの齋藤のエッセンスを少しいれました。

↑これの1:31くらい。齋藤は本当に上手いな。あと鬼三連は自分のシグニチャーみたいになってますが、マサさんから教えてもらったやつです。そう考えるといいチームですね。 

で、そのあとの手の振りは凛考案。これは何故かと言うと、自分の考えたムーブばっかりになるのが嫌だったからです。彼女のエッセンスを差し込んだ結果、良いアクセントになったと思います。ま、これらは全部聞こえのいい建前で、本音は考えるのが面倒だったから放り投げたって感じですけどネ。

で、最後ですね。見合うところは理由なく降りてきたのでそのまま採用した感じ。サビが終わってすぐ抜けずに、あえて余韻を楽しんだのは単なる僕の好みです。縄抜けて捌けるまでは完全にお遊び。最初の凜のポーズは僕のもう一つのシグニチャーでインセインスライドと呼んでいます(名前ダサ)。

↑これの一番最初でやってる動きね。これをあえて僕じゃなくて凛がやったらオモロいなって理由でやってもらいました。それを見て「何やっとんねん」って顔をする僕。からの嘘だよ〜んそういうフリだよ〜的な感じでエアギター。次のポーズは一緒にジャッジムーヴを練習してたゆうなってこのポーズを拝借。

↑1:32辺り Ringingって歌詞にハメてるとこですな。

要は身内ノリです。最後のポーズはなんとなく。凛のは別のショーでやってたやつ、僕のはシンプル。そして去り方は楽しそうに。練習中も常にふざけ合っている雰囲気だったので、楽しいノリを入れてハッピーヴァイブスを感じてもらって終わるって算段です。正直2人ともかなりいい表情していたと思う。ここでも余韻を感じまくってました。


・唯一の失敗

で、ツイッターに載せた動画ではカットしたんですけど、最後思いっきり転びました。後ろ歩きしていたら凛の足を踏んじまってバランスを崩したから。ぶっちゃけいいパフォーマンスが出来た後のアクシデントではあったんですが、舞台袖でめちゃくちゃ悔しくなってました。人前で転ぶなんて今の今まで一度もなかったから。結構本気で落ち込んでました。終わった後に打ち上げで「あれすら良く感じたよ」などと優しい意見も頂きましたが本当に反省。ま、結構かました後だったし、これくらいな茶目っけ見せても許されると信じたい。


・個人的なレベルアップ

ま、そんな感じでした。個人的にグッと来たのはサビでしっかり歌えたこと。リップシンクじゃなくてしっかり口から音を出せていたのよね。これってめっちゃくちゃ難しくて、今までやろうとしたけど基本的にうまくいかなかったんだけど、今回ばかりはめちゃくちゃ上手く出来た。というか何も苦労せずに出来た。これがなんでなのかは良く分かりません。ただ自分の中ではかなり大きな進歩であることには違いないです。間違いなく一個上のレベルに到達した気がする。ただこれって動画だと全く伝わらないのが残念ね。隣で跳んでいた凜とターナーの2人くらいしか分からないと思う。ま、仕方ないね。


・ダブルダッチ界最速

後輩がダブルダッチ界最速を目指すと言ってこの動画をアップしていました。やってることは多少違えど僕の方がBPMは速いからねってのをここに記しておきます。ikkyonへ、負けないよ。インセインより。


・音声でも

ラジオでも色々話しました。ここに書いてないことも語ってるので聞いてチョ。


・終わりに

ターナーをしてくれた葉月とりさ、それとリンギンメイツのゆうなには感謝です。それから凜もありがとネ〜楽しかったヨ〜。

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使い所に困っていたこの写真で〆ます。ンピンピ!!




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