30年後のマチをデザインする:経営コンサルタント小口さん【サロンメンバー紹介】
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30年後のマチをデザインする:経営コンサルタント小口さん【サロンメンバー紹介】

ゆうてんかに6ヶ月以上在籍いただいている方のお仕事を紹介し、サロンについてのインタビューを行う対談企画です。メンバーへの感謝をこめてご紹介していきたいと思います。
 本日は経営コンサルティング会社アバージェンス、オンラインサロンCLUB RIGHT HANDの小口善右衛門さんです。

【お仕事について】

りょう:よろしくお願いします。お仕事内容について教えてください。

小口:経営コンサルタントをしています。企業単位でお役立ちするスタイルで20数年間してきました。これからやりたいのは、一企業だけではなくて、その企業様がいらっしゃる地域全体にお役立ちしたいと思っています。いわば、地域御用達のコンサルタントですね。

りょう:そう思われた背景は?

小口:今までは企業単位でもっとよくなれないか、課題解決できないかと考えてきました。これからは、一企業だけではなかなか突破が難しい時期に入ったのではないかと考えています。
 また、地域でのマチづくりは、数十年後という単位で起こる危機的な状況は企業だけ、行政だけでもうまくいかない。地域全体での取り組みが必要と漠然と考えています。
 そこで、地域に対してお役立ちできるコンサルタントを目指そうと考えました。ここ3年間はその地盤をしっかり固めます。まず地域の仲間に入れていただけるかがこの3年間です。

りょう:どんな状態を目指すされるのですか?

小口:今までの行政の掲げるビジョンはわからなくはないが、具体的な内容がわかりにくいものでした。「某市の30年間で街をこういう状態にします」というビジョンをしっかり設計します。2年間で街と一緒につくる。これが1stステップです。
 行政はあくまで登場人物の1人。プランを描く、進捗を確認するのは市がするのではなく、市を交えた他の組織を立ち上げます。

地域活性化、継続の秘策

りょう:他の組織といいますと具体的には?

小口:会社組織をつくります。スイスなどでうまくいっている事例もありますが、会社の長所として1つあるのは継続が担保できることマチづくりには継続が極めて重要です。

りょう:行政だとどうしても人事異動があります。私も大阪府島本町でマチづくりに関与させていただいていますが、個人もいつかは活動から離れる時が来ますね。だから継続のためには会社が必要なんですね。

小口:そうです。もう1つは30年プランをつくる。それを見守る会社組織を同様につくる。その会社は市にある企業の若い人で構成しようと考えています。
 これは人材育成の側面もあります。自社の経営テーマとは違うところをマチづくり会社にきて2〜3年いい意味で寄り道をしていただき、根を詰めて考えていただきます。普段の職場とは違うところで考えた経験は戻った企業でまた違う波及効果を及ぼすのではないかと。
 さらにその地域の地元企業とマチづくりの会社で人をぐるぐる循環させます。うまくいきそうであれば、市内に限らず、全国から人材を受け入れます。
 例えば、大企業にお勤めで優秀な方ですが、50歳を少し過ぎて社内で思うように力を発揮できない環境となった方。これは日本としてもったいないと感じています。
 地方で街づくりに役立ってみたいと考える方は受け入れます。がんばっていただいて、見極めさせていただいて、街づくりに腰を据えてみませんかとご提案をさせていただきます。ご本人にもその意志があればマチづくり会社に人材を供給し、そこで成長し、市の地元企業で活躍いただきます。
 マチづくり会社が地域に人を呼び込みます。力を試し、人材を地域へ供給します。企業に元気が生まれ、人材の多様性が生まれ、地域が潤っていくイメージです。

りょう:マチづくり会社の運営で気になるのがその方々の人件費ですが?

小口:マチづくり会社が目指すのはコストゼロで運用を継続させることです。マチづくり会社は出向元でご負担いただきます。事務・管理の方も行政の方にお願いできたらと働きかけているところです。教育を主たる目的とした出向は実際にそのようなケースはあります。

りょう:本事業に取り組まれるモチベーションはどこからくるのでしょうか?

小口:少しでも人のお役に立ちたいです。自分のためにではなく、人のお役に立ちたい。若い頃は自分のため全開でした笑。40前位くらいまでは自分があり、世の中があると。40歳手前で、これではエンジンとして小さいなという気づきがありました。今も自分のことは考えていますが、人のための方が、かかるエンジンはすごく大きいと感じています。

信長の天下布武本来の意味とは

りょう:お仕事でやりがいを感じる時は?

小口:役に立ったというフィードバックをいただけると嬉しいです。また、人がしていないことをするのが好きです。新しいことをしている、人に話を聞いてもらって、「これは無理じゃないか」とか、「話が大きすぎてよくわからない」と言われると闘志が湧きます。会議でも賛成が多いと不安になります。みんなに「反対だ」と言われるとこれは脈があると思う傾向が多いです。
 戦国時代が好きで、信長が大好きです。あのチームくらいのことはやりたいです。チーム信長は、自分たちだけのためでなかったのが一番強い。岐阜城以降のビジョン『天下布武』本来の意味である、『戦をとめ、世の中を平和にする』を真剣に追いかけた武将は信長だけだったのではないかと。
 鉄砲を本当に使おうというイノベーションも武田信玄、上杉謙信、毛利元就もたどりつけなかった。延暦寺焼き討ち、石山本願寺への仕打ちは批判は多いが、他の武将がそこまでできたかというと、ビジョンはないので、そこまではできなかった。そういう意味でもあんなチームを市につくりたい。

りょう:人材活用も信長は秀逸ですね。

小口:羽柴秀吉、明智光秀など外部の優秀な人材も活用していますね。滝川一益などはどうやって見つけたのでしょうか。秀吉が裏のルートを秘密で知っていて、ものすごく情報を持っていたという説があります。今だとリクルートとか普通のエージェントではたどりつけない人を紹介してくれる存在ですね。

コンサル業の危機感

りょう:今お考えの課題は何ですか?

小口:最近考えて続けているのはAIがこれから世の中をどう変えていくのかということです。自分の商いにどういう変化をもたらすのか。
 早くて3年、遅くとも5年の間にコンサルティング業界も、今のコンサル業界の分母のうち、7〜8割の仕事はなくなるとみています。特に論理系を扱う業務、具体的にはイシューツリーをつくる、元データを分析するなどはなくなると思います。人間よりAIに任せた方が精度が高まると思います。
 それを考えるとコンサル業として残る2割は何かと考えます。根を詰めて考えているコンサルタントは少なく、これはすごくまずいなと考えています。

りょう:ゆうてんかでも議論してみたいテーマですね。

小口:ゆうてんかのみなさまに聞いてみたいのは、身近で見ているものをAIはこの3〜5年でどう変えていくか、これをどう思われているかな?ということです。これは自分が考えることの肥やしになります。
 企業経営やコンサルティング業務をしていて、危機感を感じるのは、こういう読みです。銀河英雄伝説のヤン・ウェンリーであってもロイエンタールであっても戦略・戦術は読みが必要です。世の中を読んでいる人はすごく少ない。読みを語れる人は本当に少ないと感じています。日本企業の地盤沈下の原因はそこではないかと。

オンラインサロンの価値

りょう:読みを磨く上で、オンラインサロンの価値はどのようにお考えですか?

小口:私はゆうてんか、ミッキーさんのサロン、Club Right Handに今年から参加させていただいています。
 読みをするためには、育ちが同じ人、お客様も長いお付き合いが多く気心もしれている、こういう関係の環境からは、読みにはつながらない気がします。読みの1つのヒントがオンラインサロンにあるのではないかと私は感じています。もっと多くの人がオンラインサロンに入ろうよ、と思います。
 先読みの力を身に着け、腕を磨いたコンサルタントが5年後も生き残れると感じています。

りょう:オンラインサロンは、これまでの日常にはない、異質なものがやってきますね。最近では学生さん、コーチ、ホテルの方がご入会されました。私も新たな出会いが予測できません、ここがとてもエキサイティングです。

小口さんとの出会いはTwitterでした。サロン内ではいつも積極的に議論に参加してくださり、ZOOM交流会にもよく顔を出してくださいます。メンバーの要望でサロン内限定で、コンサルティング会社立ち上げの経緯もお話いただきました。

【オンラインバーゆうてんかについて】

りょう:続いてオンラインバーゆうてんかについてお願いします。ゆうてんか入会のきっかけは?

小口:Twitterにて「りょうさん」を知り、その御人柄・知見・ユーモアに魅かれ、「ゆうてんか」にも参加させて貰いました。

りょう:入会時、ゆうてんかに期待していたことは?

小口:自分が着手する新しきこと(マチ造り)へ、皆さんの意見・知見・アイディアを入力したいということでした。

りょう:入会時のゆうてんかへの自分の抱負は?

小口:長い経験から得たことを出力していきたいと考えていました。

りょう:小口さんは複数のサロンに参加・運営もされていますが、その中でゆうてんかはいかがですか?

小口:一番居心地がいい。自分のところより居心地がいい笑。その理由を今研究しています。ゆうてんかから、なんとか盗めないかと考えています。みなさん居心地が良さそうです。

りょう:その理由は私が一番知りたいです笑。

小口:ひとつは、コンセプトがはっきりしていることかなと。ゆうてんかにいくと、りょうさんが毎日店を開けて「今日ちょっと寄って帰るか」となります。飲み屋よりいいのは朝から晩までオープンしていることです。また、マスターがいなくても、例えば、おすぎさんがお客さんの相手をしています。コンセプト・ビジョンづくりは見習わないとと感じています。
 また、居心地の良さは万人受けする必要はありません。行きつけの店がほしくない人はいらっしゃらなければいいです。
 ゆうてんかでも、残念ながら退会する方もいらっしゃいますが、そのタイミングが早い感じがします。それは、「こういう場なんだ」と早いうちにわかるから「それはちょっと違う」とわかる。これはコンセプトがはっきりしているから来られた方がすぐに判断されているということです。

りょう:今のお話で思い出したのが、通常のオンラインサロンは無言で退会して去っていかれるのですが、ゆうてんかは退会時に必ず私に連絡をしてくださいます。これは言われて気づいたのですが、連絡なしが普通のオンラインサロンだそうです。一人一人との関係を大切にしていますが、確かに合わない人は退会も早いですね。そのためのお試し1ヶ月ですね。

ゆうてんかと地域おこし

りょう:入会される前と今とを比べて何か変化はありましたか?

小口:目標を言葉にしてサロンで宣言するのは強いなということです。マチづくりは、宣言以降急激に進んでいます。面白いものです。これは実ると思いますし、某市のまちづくりが進んでいくと、りょうさんとゆうてんかのみなさんにお礼に伺います。「ゆうてんかからはじまりました」と。

りょう:ゆうてんかには、様々な地域で創業・起業でがんばる方がおられ、それらの方をみんなでサポートすることができており、こういったご縁は今後も広がっていくと感じています。それぞれが地域で取り組んでいることを現在進行系でシェアして、相乗効果で高めていく。これができるのがオンラインサロンですね。

小口:某市からも興味のある方には、ゆうてんかにご招待したいです。おっしゃるように日本各地域の取り組み・成果・失敗のシェアができるといいですね。今ある地域おこし事例は過去の成功事例です。リアルの場は共有できないです。リアルの共有ができるのがオンラインサロンの武器ですね。

失敗話にむしろ価値がある

りょう:ライブを共有できる、まさにですね。公にでる事例は過去の話です。

小口:某市の取り組みも出版関係の方がスタートする今から記録をとりたいと言われています。格闘の日々、どうやって立ち上がっていくのか。そういう方が売れると彼女は言われている。プロセスを売る、ですね。仮に成功しなくても失敗談の方がむしろ売れると彼女は言います笑。

りょう:私もマーケティングの失敗事例集があれば買いたいです。

小口:『戦略暴走』という暴走事例を集めた本があります。今まで読んだ中で5指に入る本です。暴走は大変ですが、暴走していない会社というのも問題ではないかと最近は感じます。暴走して、失敗して、手痛い授業料を払ったが、そこから人が育っています。

りょう:本当にそうですね。私は本田宗一郎さんの頃のHONDAが大好きです。今はちょっと優等生になってしまってヤンチャさが鳴りを潜めているかなと。

小口:カリスマを乗り越えられる企業は少ないですね。

りょう:最後にゆうてんかはどんな人におすすめだと思いますか?

小口:どんな分野でもいいので、読みをつくりたい、先を読みたい。そういう欲がある方にオススメです。
 また、ちょっとでもいいので、世の中を良くしたい。そういう思いをお持ちの方に良いかなと。メンバーのみなさまは、やっていることは違いますが、そういう臭いを感じます。
 世の中を良くしていきたい人に、ゆうてんかはとても良いと思います。ご自身が変えたいことは、これからの読みが必要となる。読みの材料はゆうてんかに多々あると思います。

りょう:「日本をちょっとマシにする」はCLUB RIGHT HANDのテーマですね。共通の価値観があるので両サロンは掛け持ちの方が多いのですね。

小口:私が社長をしていた時のスローガンの1つです。次の世代への責任を自覚しようというメッセージです。現世だけ良しとするのはアバージェンスはやめようと。大幅に変えようとすると無力感にさいなまれるので、少しマシにすると、確かに共通する部分がありますね。

りょう:他に何か言い残したことはありますか?

小口:1日も早く、島本町をうかがって、りょうさん、ヤマモトさん、そして地域おこしの中心におられた方にリアルでお会いしたいです。

りょう:1時間超の楽しい対談、ありがとうございました。

【おわりに】

小口さんのお話はとても楽しく、強く引き込まれます。この対談動画はオフレコ部分も含めてサロン内では公開しています。

戦国時代が好きというのも私との共通点で、今回はチーム信長のお話をしました。そういえば、今度真田家のお話をしましょうと言っていましたね。

小口さんによるマチづくり会社の起ち上げと30年先のビジョンづくり。とてもわくわくします。この様子もぜひ、ゆうてんかでもシェアいただき、また、メンバーのみなさまの知恵を推進力にしていただければ幸いです。

貴重なお時間をありがとうございました。

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<オンラインバーゆうてんか>

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りょうさん

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