スクリーンショット_2016-01-16_0.10.05

Live9ノート その6-2 Liveパフォーマンスを行ってみた。

前回までのあらすじ

前回紹介したLiveSetは無事にダウンロードできましたか?LiveSetの管理の仕方は人ぞれぞれなので、場合によって同じクリップであればクリップの停止ボタンを削除するという方法でクリップ数を減らしたり、同じシーンについては一つにまとめてしまうとかもよろしいかと思います。それは皆様の判断で自由にしていただければと。


また前回尻切れトンボ的に終わってしまった、「フリーズ→フラット化でクリップの小節数が倍になる」現象をなくす方法は、

クリップビューにあるLoop(参考画像1)offにしてから、フリーズ→フラット化すると、小節数が元の状態でAudioファイルに変わります。そしてその後にLoopをonにすればクロップしたり、小節数を合わせたりといった行程よりもサクサクと必要箇所だけのLoopを作成出来ますので、ぜひお試しあれ(下記に操作方法の動画リンク有)


そして今回も僭越ながら私が使ったLiveSetの一部をご紹介します(Live9のバージョンは9.5以上、エディションはStandard以上推奨です※EQ Eight使用のため)

Live9ノート用LiveSet-Starting Over

https://www.dropbox.com/s/qkm9mfzj2hcn6db/Live9%E3%83%8E%E3%83%BC%E3%83%88%E7%94%A8-Starting%20Over.alp?dl=0

※参考音源

https://soundcloud.com/iwamori/starting-overanother-version


こちらのLiveSetでは前回も少し触れた「自分がリアルタイムに弾くトラック」を用意しています。(この画像のようにSO-Vocalのトラック)

実際このトラックは何が入っているのかというと、

自分の声をSimplerでスライスして、サンプラーのような使い方をしています。(参考画像2)

※SimplerはLive9.5のバージョンになってすごく使いやすくなった機能だと思います。

そして使い方はVocalの右隣にあるCheck(空のMIDIトラックにクリップを入れただけのトラックで、音は鳴りません)MIDIクリップを見ていただければと思いますが、今回はパーカッションとメロディの要素を半々にしたような使い方をしています。(試しにクリップをコピーしてVocalのトラックに貼り付けて再生してみてください)

※元々Vocal用で打ち込んだクリップの避難場所としてCheckトラックを作っています。そのため全部コピーしてVocalトラックに貼り付けると、完成系の確認ができます(アレンジメントビューでも同様)。
※敢えてスライスの箇所はキッチリと分けていません(再生開始位置に無音の箇所が含まれていたら調整しましたが)、その方がより不自然なスタートなんだけどバックに馴染んでいたりと面白い効果が得られたので。
ちなみにアレンジメントビューでもCheckのトラックにMIDIクリップを貼り付けています。これは私のビビりな性格のため、曲が今どこまで進んでいるのか、そしてVocalの入る箇所の確認用です(笑)。


個人的にはLiveパフォーマンス中に、ある程度自分が演奏する場面が有った方がいいかなと思い用意しました。おかげでリアルタイムに弾いているときにコントローラーを覗き込んで来た方もいらしたのでよかったなと。


という訳で2回に渡って私がソロライブを行った際の準備などについてお話しさせていただきました。実際のLiveパフォーマンス時は全てアレンジメントビューに貼り付けてリアルタイムエフェクト自分で実際に弾く場面などを用意して曲ごとに自分がやることを決めて挑みました。


Ableton Liveは使う人によって本当に様々な使い方があります。決して答えが1つではない所がこのDAWの大きな魅力だと個人的には思っています。なのでこのLiveSetも、

私なりの解釈

を盛り込んだプロジェクトになっていますが、あくまでとあるユーザーの使用例として、皆様の今後の楽曲制作やLiveパフォーマンスの肥やしにしていただければ幸いかなと。


また次回は新シリーズを予定しているので、どうぞお楽しみに。

でわでわまたお会いしましょう〜!


参考動画

 Live9ノート その6-2補足動画 フラット化後の処理方法軽減ついて


https://youtu.be/7ZOK-K78BK4






この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?