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Live9ノート その2-2 「楽曲を作ってみよう!」サンプル音源編

〜前回までのあらすじ〜


さて今回は前回お伝えした通り、サンプル音源を使用した楽曲制作を紹介していこうと思います。


ちなみに私は楽曲制作のラフスケッチはサンプル音源を使うケースが多いです。

その理由として

制作速度が速い

今までの自分にない発見がある

があります。

打ち込みの場合、よほど自分で固まっているフレーズや音色があれば別ですが、どうしても雰囲気(イメージ)先行で作り上げる事が多い私としては、頭で鳴っている音もそうですが、頭に浮かぶ絵を音に変換する作業に時間がかかってしまいます。


例えば

「夜の都会のネオン街」

というイメージを浮かべ、それに近い音を探していくのですが、空っぽの何もないLive Set(今回のトップの画像)とにらめっこして、神が降臨するのを待つよりも、

サンプルの名称からなんとなくイメージに近いものを引っ張り出して選んでいく

という方法が幾分ストレス軽減されるかなと。そしてある程度の形が固まったら、

使用したサンプルの音程やフレーズを生かしてMIDIで打ち直したり、スライス(後日お伝えします)やエフェクト等加工したり、そのまま使用するといった処理に続いていきます(これはケースバイケースです)。

この方法は実際Ableton Live9を導入してから取り入れましたが、非常にオススメです。


そしてもう1つの「今までの自分にない発見がある」という部分ですが、やはり色々と楽曲制作を行っていくと、マンネリという事に敏感になってくると思います。どうしても制作は自分の引き出しからアレやコレやを引き出して作り出していくものですから、

引き出しの多さ

が必要になってきます(勿論逆もありますが、それはそれで一芸を極めるための努力が必要かと)。


そんな時にサンプル音源を色々聴き漁る事で新たな発見があると思います。それに初めはサンプルの名称をチェックして聞くと思いますが、人によってイメージしている音が違うんだなという事も感じると思います。

先ほど挙げた

「夜の都会のネオン街」

にしても、人によって曲のテンポや使う音、フレーズは千差万別です。

(私はバリバリエレクトロでアッパーな曲をイメージします(BPM128、シンセがバリバリ鳴り響いてて、ギターは無いですね))

そこで

「ああ、こういった解釈もあるんだな」

といった形で自分の引き出しに組み込む事が出来るかなと思います。

勿論今回の制作で上手く消化できない時があるかもしれませんが、いずれ役に立つ時が来るので、色々と聴き漁ってみては如何でしょうか?


というわけで、色々と綴ってまいりましたが、今回もこちらに動画を用意しております。相変わらず注釈が多いですが、見逃した箇所等あれば何回も見ていただければと思います(動画はその点助かりますが、その分制作は細かいところまで気を配らなければいけなくなりましたね(笑))。


Live9ノート その2-2 「楽曲を作ってみよう!」サンプル音源編

https://youtu.be/xGVo63IVJPs


さて次回は本格的な制作の手法、機能などを紹介していければと思いますので、どうぞ次回も宜しくお願いします。


でわでわまたお会いしましょう〜!


森谷諭

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