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【出産】体験記1~陣痛がくる~

マジパねえ。
初めての出産の記録。


7日前

予定では最後の妊婦健診。次にここに来るときは産むときだ。しかし先生からは「週数のわりに子宮口が硬いままだ」と言われた。私の身体はお産の準備を進めきれていないらしい。

予定日になっても様子が変わらないようなら、陣痛促進剤の使用も視野に入れるということで話がまとまる。その場合は入院になるので、1週間後すなわち予定日当日の午後に入院の予約を入れてもらい、診察は終了した。

しかし、内診痛すぎ。子宮口が硬いからといって、急にグリグリしないでもらいたい。痛すぎて屁が出たかもしれない。初めは恥ずかった内診も十数回の妊婦検診でだいぶん慣れた私だが、今回は本当に痛くてびっくりした。

歩いたり四つん這いになったりと軽く運動するように心掛けると経過の改善が見込めるとのことで、股は痛かったが1週間がんばることにした。

前日

予定日前日の朝、ピンク色の粘液に気がついた。もしや、かの有名な「おしるし」…。なんとなく、お腹の張りもあるような気がする。24時間以内の入院を覚悟しておこう。

それにしても、予定日ピタリのこの兆候!

この1週間で促進剤についてあれこれ調べた私は、義母から「促進剤は副作用がつらかった」という話を聞いていたので、正直ビビっていた。促進剤を使う決断をしたことに若干の後悔すらあった。しかし、おしるしが来たということはお産が近づいている証拠。子宮口、柔くなったのでは?促進剤、使わなくて済むのでは??少しホッとした。

今日は日曜日。夫は仕事が休みで家にいるので、いざとなれば病院まで送ってもらえる。安心だ。さらに、もし陣痛が来なくても明日の午後から促進剤を使った計画分娩のため入院する予定なので諸々の準備は万端である。夫は明日も休みを取ってくれている。これまた安心だ。

どちらにしても、今日が出産前に家で過ごせる最後の日ということになる。私たち夫婦が2人で過ごすのは今日までで、明日からは3人になるのだ。

風は少し冷たいけれど陽射しの暖かな日だったので、昼過ぎに近くの公園でモスバーガーを食べ、少し散歩をしながら池の鴨を眺めたりした。思ったより風が強かった。暑がりの夫でもウィンドブレーカーだけでは寒かったようで、私を池畔のベンチに残し一人で公園を一周する事態となった。私はというと全身ヒートテックにダウンを着込んでいたので、若干のお腹の張りを感じながらも寒さに震えることはなく、ベンチでゆっくりしていた。

のんびりした、よい日だった。

一周して戻ってきて尚寒がる夫と合流をして1枚撮った。

そして夜。

布団に入ってしばらくすると、お腹の張りに痛みが加わりお祭り騒ぎとなった。とうとう陣痛が始まったのだ。

つづく。


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