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「転んだ話」

先日、駅のど真ん中で派手にすっ転んだ.....というと少し語弊があり、正しくは、何の段差もないところで一人で地味に転んだ。

転んだ瞬間、人はなぜあんなに素早く動けるんだろう。まるで自分は何のダメージも負っていないように装いつつすぐさま立ち上がり、持っていた鞄の中にまるで割れ物が入っていてそれが割れていないか確認するかのような素振りをする。当然割れ物など入っていない。そして明らかにそんな物は入ってなさそうな鞄なので、そんな演技自体まるで無意味である。
「ほっ...割れてなかった」のような表情をしつつ(演技)、まるでどこも痛みがないような感じですっと凛々しく立ち上がり(演技)、待ち人がこの先にいるんです感を出しつつ小走りでその場を離れる私(演技)。

一芝居を終えて少し冷静になると、右膝がめちゃくちゃ痛い。こりゃすごい痣になっているに違いない!と端っこの方に行ってズボン(パンツっていうらしいね)をめくって右膝を確認するが全然何にもなってないではないか。あれ?こんなに痛いのに実際そうでもないのかぁ〜なんや〜と謎のガッカリを連れてそのまま帰宅。でもやっぱり右膝は痛い。

さて帰宅して部屋着に着替えるとき足を見ると、左膝に出来立てほやほやの大きい痣!え!左足打ってるやん!そう言われたら痛い気も...する...?うーん。そして右膝もさっきは気づかなかったけど痣が出来ている。

左膝の内側と、右膝の中心少し下部分。
.....え、どういう転け方?そこにせーので痣を作るの難しくない?
今のところの情報で分かるのは、何の段差もないところで私の足先に何らかのクネリがあり、両膝から地面に落ちていったということ?ですか?
しかも左膝は内側。どゆこと?
よく分からないまま、今私の両膝には大きい青痣があります。
しっかり足を上げて歩きたいです。

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