私の「第4の場所」となった言語化コミュニティ。行き場のない思考を救ってくれる場所。
この記事は言語化コミュニティのアドベントカレンダー1日目になります。
・「言語化欲求」を満たすがコンセプト
・テーマも形式も何でもOKです。自分が言語化したいものを言語化しましょう
という前提でアドベントカレンダーを行っております。
こんにちは、ARエンジニアのイワケンです。
私は言語化コミュニティ「シナプス」のオーガナイザーでありつつ、自分自身がコアユーザーとして活用しており、人生においても助けられています。
シナプスでは2021年5月からスタートし半年が過ぎています、ScrapboxというツールのPageに書き込むことで言語化を営むのがメインの活動なのですが、全体で約900ページあるうち、私が書き込み履歴があるのは200ページほどです。(多分一番書いているはず)
Slackも運用しているのですが、Slackのtimesにもつらつら書いています。
これは「コミュニティを盛り上げよう」という気持ちもありつつ、自分自身を救うためにやっています。だから止まらないのです。
シナプスに参加しているメンバーは全体で41名で、「言語化欲求を満たしたい」という理念に興味がある人が集まっています。その中で比較的に書くタイプのメンバーは15~18名ほどです。
言語化コミュニティの入り方としては「イワケンにTwitterDMしてください」という心理的ハードルが高い応募の仕方なのですが、半分以上の人が会ったことないの人が門を叩いてきてくれます。
そういう、自分自身も経験が無いコミュニティ形態の中で自分が暮らしていくうちに自分の感覚がどう変わっていったのか、コミュニティがどう変化していったのか、ということを言語化していきたいと思います。
「第4の場所」となる言語化コミュニティ
私は「第4の場所」としてシナプスを捉えています。
そもそも作るキッカケは「言語化欲求を満たす場所」「他の場所では言語化しにくいことを書く」という気持ちからでした。
自分自身、Twitterや会社のSlackの分報窓 (times) に、自分の考えを書いてきたのですが、哲学的な話の反応が悪いことに気づきます。例えば「友達は必要?」みたいな思考テーマがあったときに、すこぶる受けが悪い。
それもそのはずで、自分が知りたい情報と思っていないことには興味がないのは当たり前です。Twitterで僕のことフォローしている人はXRのことを知りたいでしょうし、会社のSlackでは業務に関することに興味があるでしょう。
つまりは「多くの人にとって言語化は手段」なのです。
しかし、言語化自体が好きな私にとって、それは窮屈な世界でした。
だからこそ、言語化自体がコンテンツ化し目的化することで、存分に言語化を楽しめるコミュニティを作ることにしたのです。
「友達は必要?」というテーマもScrapboxに書くことで言語化の発散になるわけです。
第1の場所: 家族、パートナー
第2の場所: 職場 (サイバーエージェント)
第3の場所: 自己実現のためのコミュニティ (withAR, IwakenLab)
第4の場所: ???(言語化コミュニティ)
第4の場所と表現したのは、新しい感覚での居場所を得ているからです。
一見、趣味コミュニティのようですが、メンバーとの関係は、どのコミュニティよりも深い話をする関係になっています。このコミュニティならかなり何でも言えるかもしれないと。
その理由の仮説は2つあります。
1つは、物理世界での関りがない人が多いということ、もう1つは非同期自己開示を行っているからです。
後者の体験は新鮮でした。
私は、ことあることにScrapboxで自分の思考を言語化しています。
その中には、過去のトラウマ的経験を踏まえた言語化も行っています。深い関係でないと言いにくいようなエピソードをScapboxに書くことで、非同期的に自己開示を行っていることがあります。また、他のメンバーの思考の深いところも見れるので、深い関係になった錯覚をするのです。
その前提で、Discordなどで通話すると、普段話せないことも話してしまう関係になっていたりします。
これは発明だと思いました。なぜなら、リアルの知り合いで2~3年かけて作ってきた関係値の深さを、オンラインで半年以内で構築されてしまうのだから。
そういう意味で第4の場所と命名しました。
ある意味で、私の思考を否定せず受け止めてくれる場所として存在しています。
この半年くらい「会社が楽しい!人生楽しい!」という気持ちになっていた裏側としては、こういった「困ったときはここに駆け込む」という場所を用意している心の余裕があると思っています。
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