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私的音楽アーカイブ47(小曽根真ほか)

461.フィルウッズ:RIGHTS OF SWING
462.チャールスミンガス:THE BLACK SAINT AND THE SINNER LADY
463.小曽根真:NO NAME HORSES
464.スタンゲッツ:OPUS DE BOP
465.リーモーガン:THE RUMPROLLER
466.レッドガーランド:SOUL JUNCTION
467.ジャッキーマクリーン:A LONG DRINK OF THE BLUES
468.エリックドルフィー:HERE AND THERE
469.セロニアスモンク:Straight No Chaser
470.ハービーハンコック:EMPYREAN ISLES

●463.小曽根真さん、今や説明不要なほど縦横無尽な音楽活動ぶりで知られるジャズ界のスタープレイヤーだが、特に自身のビッグバンド「No  Name Horses」を立ち上げたあたりから幅広さが増したように感じる。ピアノソロからトリオ、コンボ、ビッグバンドときて、その後はクラシック方面にも本格的に進出。バンドはまさに、音楽性の広がりに一役買っていると言えるだろう。
この作品はビッグバンドとしての1stアルバム。トランペットのエリック宮城、トロンボーンの中川英二郎など日本を代表するミュージシャンを集めていて、僕も元金管楽器吹きとして嬉々として購入した。演奏するのは小曽根さんのオリジナル作品が中心で、とにかく聴いていてジャズの楽しさが伝わってくる。人間いろいろな喜怒哀楽を経験するが、音楽を聴き結果として生きる活力が生まれる。コロナ禍の初期、毎日オンライン無料配信での演奏を続けた小曽根さんが目指す音楽は、ソロでもビッグバンドでもクラシックでも、常にそこにあるような気がする。

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