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文化人物録4(高橋克典)

高橋克典(俳優、2014年)
→「サラリーマン金太郎」をはじめ骨太で熱い男が似合う人だが、現代ドラマ・映画だけでなく時代劇、意外なところではクラシック音楽の司会などでも存在感を発揮している。いろいろな場面でお会いしたり、お見かけしたりしたが、これだけ一つ一つの佇まいに魂が滲み出る人はなかなかいない。若い頃は主役級での出演が多かったが、歳を重ね、いわゆる重鎮的役柄での起用が増えそうなので、これまた違った期待感がある。

⚫︎テレ東「大江戸捜査網」
・水戸黄門や遠山の金さんなどがテレビから消える中で、歴史もののドラマをエンターテインメントに切り替える大きな挑戦の時。
・僕は若いキャストとベテランの役者のちょうど真ん中の世代であり、時代劇を次の世代につなぐポジション。時代劇が古いからと言って取り残されないよう、新しいものを融合してエンタメを取り戻す。今の若い人が見ても面白いと思えるようなコンテンツにすることが重要
・時代劇といっても、実は題材が現代とそう変わらない。時代トリップ的な感じに加え、今を出すことが必要になる。勧善懲悪劇というのは分かりやすく、ゲーム好き、戦隊ものが好きな人でも楽しむことができると感じている。人が幸せに生きることをないがしろにするやつは許さない、というのは永遠のテーマだと思う。

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